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市原えつこ

市原えつこ

アーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を提示し続ける。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルスエレクトロニカで栄誉賞を受賞。

採択年度

2024年

活動名

「ディストピア・ランド 」

活動概要

「最悪な時代に、人はどのように愉快に生きられるのか?」との問いのもと、多様な問題を抱える社会をユーモアとフィクションを通して生き抜く術を検討し、虚実が入り混じる未来像を市民とともに構築するプロジェクト。科学や人類史にまつわる多層的なリサーチをもとに、展覧会では、ディストピアと化したパラレルワールドの日本の姿を描くインスタレーション作品を発表。会期中には、専門家をゲストに迎え、ディストピアの「身体」「宗教」「国家」「市民生活」を考えるレクチャーシリーズや、参加者とともにディストピアの未来や市民生活を想像、創作するワークショップ等も開催。ディストピアを予知し、思い描く行為の逆説的な前向きさに着目した本プロジェクトを通じて、不確実な未来への耐性を得て、より良い未来を共に考える場を創出した。

関連イベント

レクチャーシリーズ「ディストピアの学校 Day1」

開催日時2025年3月8日(土)14:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

レクチャーシリーズ「ディストピアの学校 Day2」

開催日時2025年3月15日(土)14:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

写真:Yves Krier

ワークショップ「ディストピアの市民生活を共創する」

開催日時:
アイディエーション:3月4日(火) 17:00〜19:00 、9日(日)14:00〜16:00
クリエーション:3月12日(水) 17:00〜19:00 、13日(木) 17:00〜19:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

調査研究

市原えつこ✕福島真人「テクノロジーは明るい未来を夢見る」

市原えつこ✕原田裕規「私は『私自身』から逃れられない  」

プロフィール

市原えつこ

アーティスト

アーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。奇想天外な発想で広く楽しめる作品性と日本文化に対する独特のデザインから、世界中の多様なメディアに取り上げられている。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルスエレクトロニカで栄誉賞を受賞。近年の主な展覧会に「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)等。

CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは

CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」

同年度の採択フェロー