
HUMAN AWESOME ERROR
現代のテクノロジーやシステムから、面白おかしくエラーを発見しながら世界を再認識するための、流動的で有機的に行動する蔡 海・福原志保を中心とした活動体。

採択年度
2024年
活動名
Super Cells Infinite
活動概要
HUMAN AWESOME ERRORの福原志保の乳がん罹患を機に開始した「Super Cell」シリーズの最終章となる、アーティスティック・リサーチ・プロジェクト。病院や研究機関の協力を得て、冷凍保存された福原のがん細胞を持ち出し培養、さらに血液から培養したiPS細胞より再生免疫細胞を作製し、がん細胞に対峙させることを計画。展覧会では、このプロセスを実行するには課題や制限があることを映像作品等を通じて明らかにするとともに、過程で表出した倫理や慣例、法などの制約限から生じる細胞の所有権の問題、そこから見出される生命倫理や自己の実在性を問いかけた。また、罹患経験者へのインタビュー、さまざまな領域の実践者を迎えたトーク、DIYバイオワークショップを実施し、議論の場を市民に開放。がんを通して、未来の医療や倫理について新たな気づきと対話を生みだした。
関連イベント

「切り離された細胞は誰のものか」ーSuper Cells Infinite 関連トーク①
開催日時
2025年1月13日(月・祝)13:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

「生き続ける細胞から揺らぐ、『個』の実在」ーSuper Cells Infinite 関連トーク②
開催日時:2025年2月11日(火・祝)13:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」