研究者、アーティストを講師に招き、人工細胞をつくって、観察し、ディスカッションを行うワークショップを開催!
人工細胞を自分でつくって観察することで「わたしたちの生命」についてイメージするワークショップ
本ワークショップでは、実験や観察を身近な道具や場所を使って行う市民科学のアプローチのひとつである「DIYバイオ」と呼ばれる手法を用いて、擬似細胞を人工的につくって観察します。また、細胞の突然変異である「がん細胞」の発生プロセスについて、講師のレクチャーを通して学びます。最後にディスカッションを行い、私たちの体にもある細胞について、生命科学とアートから読み解き、新たな視点を発見します。
初心者でも簡単にできる最先端の人工細胞制作と観察を通して、そこに「生命らしさを感じるか?」や「自分の細胞とどう違うのか?」、「生きてるってなんだろう?」を考え、生命の本質に迫ります。
私たち自身の細胞や命について、科学者、アーティストと一緒に考えてみましょう!
人工細胞とは?
人工細胞とは、脂質膜の中でDNAからタンパク質を合成する擬似的な細胞。非生物である物質(分子)や遺伝情報から、生命現象が発生する過程を再現できるとして期待されています。
「がん」とは?
分裂した細胞から新たに細胞が発生するとき、コピーミスを起こすことがあります。これを遺伝子の突然変異といいますが、これによって生まれた異常な細胞が、免疫細胞による攻撃を逃れて生き残り分裂し続けてしまうものが、がん細胞です。
開催概要
開催日:2025年2月15日(土)、16日(日)
時間:13:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
講師:車 兪澈(くるま ゆうてつ)(国立研究開発法人海洋研究開発機構[JAMSTEC]主任研究員)、福原志保(アーティスト、研究者)
ファシリテーター:小林玲衣奈(CCBT)
対象:13〜18歳
定員:各回6名(事前申込、先着順)※開催日の前日まで申込可能。但し、定員に達し次第受付終了
参加費:無料
申込方法:下記申込フォームより申し込みください。(別ページに移動します)
1月15日(水)14:00から申込スタート!
ワークショップの流れ
1. 人工細胞のレシピの紹介
人工細胞のレシピを中心に、細胞の仕組みや生命の起源、がん細胞が作られる過程をレクチャー。
2.人工細胞をつくってみよう
3.ディスカッション
つくった細胞膜からは生命感が感じられる?つくった人工細胞を観察し、その可能性や意味をみんなで語り合います。
注意点
本ワークショップで扱う材料は人体や環境に有害なものではなく、また扱う人工細胞は生物ではないため倫理的問題に抵触するものではありません。
講師:車 兪澈氏からのメッセージ
このワークショップで作る人工細胞は食べ物ではありません!(笑)でも、あなたの発想で科学とアートの世界を広げる第一歩になるはずです。あなたも「人工細胞クリエイター」として、生命の秘密に挑戦してみませんか?