
柴田祐輔+Token Art Center
現実世界の曖昧さや不確かさに着目し制作を行うアーティストの柴田祐輔と、気鋭のアーティストの展覧会や街中における変則的なパフォーマンスイベントを手がけるToken Art Centerが協働。食にまつわる様々なリサーチを行い、それらをもとに飲食体験型作品を制作する。

採択年度
2024年
活動名
「続・代替屋」
活動概要
近代以降の日本食文化を構成する重要な要素である「代替」をコンセプトに、食べること、そして生きることについて探求するプロジェクト。高度に都市化され田畑のない渋谷周辺の食文化や歴史、生態系のリサーチを通じ「今、どう食が揺れているか」を探り、その成果を展覧会と飲食体験型パフォーマンス、そして特設ウェブサイトで公開。リサーチの過程では、昆虫採取や雑草栽培を題材としたワークショップも開催し、渋谷における代替食材の調達や生産のためのテクノロジーについて考察。市民とともに新たな学びの場を生み出した。集大成として発表したパフォーマンスでは、本来の食材や料理法を代替してつくられたコース料理を提供し、本物と偽物、自然と人工などの二元論を超えるためのテクノロジーのオルタナティブなあり方を模索した。

「続・代替屋」特設サイト
関連イベント

「City Bug」渋谷昆虫採取試食ワークショップ
会期日時:2024年11月16日(土) 13:00~17:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、渋谷街中

ワークショップ「渋谷雑草栽培入門」
開催日時:2024年12月15日(日)13:00-17:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
プロフィール
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」