Deviation Game ver 1.0
Tomo Kihara + Playfool
木原共とPlayfool(コッペンダニエル、マルヤマサキ)との協働チーム。ともに「遊び」をコアのテーマに、創造性を育む道具のデザインや社会や都市に介入するアート・プロジェクトを国内外で展開。ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン、2022)やアルスエレクトロニカ(リンツ、2020)などで展示。
採択年度
2022年
活動名
Deviation Game
活動概要
人間には認識できるが、AIには認識できないモチーフを描くゲーム「Deviation Game」を提案し、ワークショップや展覧会などを開催。プレイヤーが描く表現が過去に存在したかどうかをAIが識別することで、過去から「逸脱(Deviation)」した新しい表現の可能性を、ゲームを通じて鑑賞者が体験しました。人間の一部の知的活動をほぼ完璧に「模倣(Imitation)」できるAIを用いて何かを生成するのではなく、人間とAIとの競争/共創関係の中で絵を描くことで、創造性の未来がどこに向かうのかを探求しました。
関連イベント
アート×テックラボワークショップ
「Deviation Game ーAIと競争&共創する」【全6回】
開催日時:2023年3月4日(土)、5日(日)、10日(金)、12日(日)、17日(金)、19日(日)
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]テック・ラボ
対象:小学4年生以上
定員:各回10名(事前申込/先着順)
参加費:無料
「最新のAIがゲームとアートに与える影響について」(展覧会「Deviation Game ver1.0」オープニングトーク)
開催日時:2023年3月5日(日)16:00〜18:30
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]オープン・スペース
登壇者:Tomo Kihara + Playfool、谷口暁彦(メディアアーティスト)、久納鏡子(アーティスト、アルスエレクトロニカ・アンバサダー)
定員:45 名
参加費:無料
プロフィール
木原共
メディアアーティスト、ゲーム開発者
「思索のための玩具」をテーマに、社会に新しい視点をもたらすゲームや実験的ソフトウェアの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関Waag Futurelabに参加し、人工知能が社会に与える影響についての研究に携わる。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE (リンツ、2021年)にノミネートされたり、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン、22年)で展示された。
Playfool
デザイナー、アーティスト
Playfoolはダニエルコッペン(英)とマルヤマサキ(日)によるデザイン・アートユニット。共にRoyal College of Artを修了し、あそびを媒介に社会とテクノロジーとの関係性のありようを探索している。制作手法はオブジェクト、インスタレーション、メディア表現と多岐にわたり、あそびの内省的かつ探索的な特質を強調した作品制作を行う。作品はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館やウィーンのオーストリア応用美術博物館(MAK)などで広く展示されている。
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」