CCBTアーティスト・フェローSIDE COREによる新作「rode work ver. under city」を都内屋外空間にて発表。本作の発表にあわせ、CCBTでは本プロジェクトの制作プロセスを紹介する関連展示を開催します。
CCBTアーティスト・フェローSIDE COREによる新作「rode work ver. under city」を、2023年3月18日より「目黒観測井横 空地」(東京都目黒区)にて発表します。2017年から発表されてきた「rode work」は、震災復興や都市開発など、土木や建築をストリートの視点で切り取る作品シリーズです。
今回の新作においてSIDE COREは、「都市の地下空間」をテーマにリサーチとロケハンを重ね、普段人が立ち入ることが少ない巨大な地下調整池、使われていない浄水施設、地下鉄の廃駅などをスケーター達が探索する映像作品を制作しました。
CCBTでは本作の公開にあわせ、「作品の制作拠点を展示する」ことをテーマに、本プロジェクトの為に収集した資料や記録写真、撮影に使用した機材、関連する映像作品などを展示し、映像作品が展示されている屋外会場とCCBTを繋げます。
本展を通して明らかになるSIDE COREによる公共空間に対するアプローチと、継続したリサーチをベースにした表現拡張のプロセスは、都市と自らの関係性を再考させ、都市の見方に揺さぶりをかけることでしょう。また、私たちの足元に確かに存在し、生活を支える基盤である広大な地下空間について想像力を働かせる機会になれば幸いです。
開催情報
SIDE CORE「under city desk」
会期:2023年3月21日(火)~3月26日(日) 13:00~19:00 ※月曜休館
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
入場無料
主催:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
屋外展示情報
◆CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション・プログラム」は、国内最大規模のアーティスト・フェロー制度として、東京から世界をインスパイアする新たなアート表現の創造・研究開発を目指すものです。CCBTのアーティスト・フェローは、CCBTにおける制作費のサポート、スペース・機材の利用、専門家によるアドバイス等を受け、作品や企画を具体化し、都内での発表を行います。あわせて、CCBTにおけるワークショップやレクチャーの講師、制作プロセスの公開などを行い、CCBTを共につくりあげるパートナーとして活動しています。

SIDE CORE
rode work 2022-2023 ver.Tokyo
フェロー・プロフィール

SIDE CORE
2012年より活動開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターとして播本和宜が参加。ストリートカルチャーの視点から公共空間を舞台にしたプロジェクトを展開。思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動。
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ」(2022年、森美術館、東京)、「水の波紋展2021 消えゆく風景から ー 新たなランドスケープ」(2021年、ワタリウム美術館、東京)など国内外の展覧会に精力的に参加。