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アート・インキュベーション

2024年度 CCBTアーティスト・フェロー 活動報告会「CCBTスタジアム!」

2025.03.22(土)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
 
開催日時
2025年3月22日(土)14:00〜18:00
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料
無料
情報保障支援
*YouTubeのCCBTチャンネルより配信予定(URLは後日公開)

全フェローが集合する活動報告会「CCBTスタジアム!」を開催。CCBTより番組形式で配信でもお届けします。
2025年度のCCBTアーティスト・フェロー、募集テーマも発表予定!

CCBTのコアプログラムのひとつ「アート・インキュベーション・プログラム」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動しています。
1月31日からは、2024年度のCCBTアーティスト・フェローである布施琳太郎、HUMAN AWESOME ERROR、柴田祐輔+Token Art Center、MVMNT、市原えつこの5組による展覧会や上映会、パフォーマンス等のイベントをCCBTおよび都内各所にて開催しています。


3月22日(土)には、フェローと、企画の具体化に伴走したメンターが集合し、本年度の活動を振り返る報告会を開催!
進行役には、2000年代に多くのクリエイターを輩出したテレビ番組「デジタル・スタジアム(デジスタ)」のナビゲーターを務めた元NHK解説委員、アートディレクターの中谷日出氏を迎えます。各フェローのプレゼンテーションとともに、各プロジェクトの社会的意義を考察、解説する番組形式のイベントとして、活動の全貌を発信。さらに、本報告会では、CCBTアーティスト・フェローの次期募集テーマについても発表する予定です。

登壇者:
・本年度CCBTアーティスト・フェロー
市原えつこ(アーティスト)
柴田祐輔(アーティスト)+Token Art Center(アートセンター)
HUMAN AWESOME ERROR(アートコレクティブ)
布施琳太郎(アーティスト)
MVMNT(スペキュラティブ・デザインユニット)
・本年度メンター
宇川直宏(現“在”美術家、DOMMUNE 主宰)
清水知子(文化理論、東京藝術大学教授)
田中みゆき(キュレーター、プロデューサー)
水野祐(法律家/シティライツ法律事務所)
・進行
中谷日出(アートディレクター/東京国際工科専門職大学デジタルエンターテインメント学科教授)

昨年度の活動報告会

中谷日出Nakaya Hide

アートディレクター、東京国際工科専門職大学デジタルエンターテインメント学科教授

広告映像アートディレクターとしてフリーで活動後、日本放送協会(NHK)に入局。アートディレクターとして「NHKスペシャル」長野オリンピック国際発信公式 映像監督、NHKロゴマークデザインをはじめ数々の作品を制作。NHK解説委員として科学文化芸術分野を担当し、番組「デジタル・スタジアム(デジスタ)」では多くのデジタルクリエーターを輩出した。現在、東京国際工科専門職大学デジタルエンターテインメント学科教授を務める。そのほか、ウェブTV「木曜新美術館」館長・ナビゲーター、Gマーク(グッドデザイン賞)グッドデザインフェロー、日本記者クラブ会員 を務める。

Photo: Shino Chikura

市原えつこIchihara Etsuko

アーティスト

アーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。奇想天外な発想で広く楽しめる作品性と日本文化に対する独特のデザインから、世界中の多様なメディアに取り上げられている。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルスエレクトロニカで栄誉賞を受賞。近年の主な展覧会に「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)等。

https://etsuko-ichihara.com/

HUMAN AWESOME ERRORHUMAN AWESOME ERROR

社会における自己証明の不確かさを発端に名付けられたHUMAN AWESOME ERRORは、システムエラーから痛快な視点を見出すコレクティブとして2019年より発足。蔡 海、福原志保を中心にプロジェクトごとにチームを組成しながら、映像、ドローイング、立体造形、インスタレーション、プロダクト、バイオテック、工芸など様々なメディアを横断しながら活動。「Super Cell」のプロジェクトでは、冷凍保存された福原志保のがん細胞をラボに移設し、培養することを目指しながら、生命倫理への問いかけや新たな免疫研究に挑戦します。2024年現在、東京と京都の2つの拠点をベースにテーマを深堀中。

柴田祐輔Shibata Yusuke

アーティスト

1980年福岡県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院美術専攻版画コース修了。現実世界の曖昧さや不確かさに着目し、映像・写真・オブジェなど様々なメディアを使ったインスタレーションを国内外で発表。2019年には東南アジア6カ国でビデオに関するリサーチを行った。近年、「大衆割烹 代替屋 -Culture Dish-」(2023年、やひろ食堂、東京)、「ニュー本場」(2023年、ya-gins、群馬)、「指入鮨」(2022年、フィンガーインザスープ、東京)など、食に関係するプロジェクトを行なっている。

http://yusukeshibata.com

Token Art CenterToken Art Center

2019年より東京都墨田区でアートセンターを運営。コマーシャルで扱いにくいプロジェクトベースの作品やインスタレーション作品を手がけるアーティストの展覧会を積極的に行っている。美術館やギャラリーではなく開かれた街中の公園や河川、工場、プラネタリウムなどでも展覧会、イベントを企画、開催している。また、ホワイトキューブ以外のスペースでの作品の成立や受容に関心を持ち、社会の中での新たな芸術のあり方を模索している。

http://token-artcenter.com
布施琳太郎プロフィール
撮影:竹久直樹

布施琳太郎Fuse Rintaro

アーティスト

スマートフォンの発売以降の都市における「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、自ら手がけた詩やテクストを起点に、映像作品やウェブサイト、展覧会のキュレーション、書籍の出版、イベント企画などを行っている。 主な活動として自作小説に基づいたインスタレーション「もうひとつのミュウ」(2024/横浜市民ギャラリー『新・今日の作家展』)、個展「新しい死体」(2022/PARCO MUSEUM TOKYO)、廃印刷工場におけるキュレーション展「惑星ザムザ」(2022/小高製本工業跡地)など。著書として『ラブレターの書き方』(2023/晶文社)、詩集『涙のカタログ』(2023/パルコ出版)。

MVMNTMVMNT

スペキュラティブ・デザインユニット

「20XX年の伝説を創造する」をミッションに、ありえるかもしれない未来の社会と文化をポップアップ&インストールし、未知のムーブメント=新たな伝説を生み出すスペキュラティブデザインの専門チーム。アートドリブンで思想性・社会性のあるコンテンツ(新たな意味・世界観、きっかけ)をプロトタイピングする。現代社会に新たな世界線を表出し、コミュニティの力でXS~XXXLまで創造的な社会運動を起こすことを目指している。

https://mvmnt.tokyo/

宇川直宏Ukawa Naohiro

現“在”美術家、DOMMUNE主宰

現“在”美術家・DOMMUNE主宰。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、多岐にわたる活動を行う。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、自由な表現活動を行っている。2010年3月に個人で開局したライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続ける。開局10周年となる2019年11月に渋谷PARCO9Fに移転。SUPER DOMMUNEとして、最前衛テクノロジーと共に進化を遂げた。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2021年)。

https://www.dommune.com/

清水知子Shimizu Tomoko

文化理論、東京藝術大学教授

愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授。専門は文化理論、メディア文化論。著書に『文化と暴力—揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『ディズニーと動物——王国の魔法をとく』(筑摩選書)、共訳にジュディス・バトラー『アセンブリ』(青土社)、『非暴力の力』(青土社)、アントニオ・ネグリ+マイケル・ハート『叛逆 マルチチュードの民主主義宣言』(NHKブックス)、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店)など。

https://www.shimizu.geidai.ac.jp

田中みゆきTanaka Miyuki

キュレーター、プロデューサー

「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害当事者含む鑑賞者とともに再考する。近年の仕事に、映画「ナイトクルージング」(2019年)、「音で観るダンスのワークインプログレス」(2017〜、KAAT神奈川芸術劇場劇場ほか)、「ルール?展」(2021年、21_21 DESIGN SIGHT)など。2022年、ACCの助成を得てニューヨーク大学障害学センター客員研究員としてニューヨークに滞在。共著に『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』(2024年、フィルムアート社)、単著『誰のためのアクセシビリティ?』(リトルモア)を出版予定。

水野祐Mizuno Tasuku

法律家、弁護士(シティライツ法律事務所)

九州大学グローバルイノベーションセンター(GIC)客員教授。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。グッドデザイン賞審査員。note株式会社などの社外役員。テック、クリエイティブ、都市・地域活性化分野のスタートアップから大企業、公的機関まで、新規事業、経営戦略等に関するハンズオンのリーガルサービスを提供している。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート社)、連載に『新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕』(WIRED JAPAN)など。

https://twitter.com/TasukuMizuno
主催
東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)