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メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ

4時間生配信大集合スペシャル「みんなのメディアアート・スタディーズ〜岩井俊雄との出会いは○○だった!〜」

2023.08.19(土)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] ※オンライン配信あり
 
開催日時
8月19日(土)16:00-20:00
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] ※オンライン配信あり
定員
観覧席:40席(途中入退場可能)
参加費
無料

岩井俊雄が総合ディレクションを手掛ける、映像の仕組みと原理を体験し、発見し、つくるためのプレイグラウンド「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」。
クロージングイベントには、岩井俊雄氏が生み出した作品群を豪華ゲストと語りつくす公開生配信が実現。日本のメディアアートを切り拓いた岩井氏の活動を、時代と作品、それぞれのゲストの創作活動から一望します。


「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」クロージングイベント

4時間生配信大集合スペシャル
「みんなのメディアアート・スタディーズ〜岩井俊雄との出会いは○○だった!〜」

日時:2023年8月19日(土)16:00-20:00
観覧席:40席(途中入退場可能)
※「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」の開催会場のイベントスペースにステージと観覧席を設けます。
配信中には、ライブビューイングの立ち見のスペースも設けます。

MC:YAMAJUN(a.k.a 山峰潤也(キュレーター、プロデューサー/株式会社NYAW代表取締役))
出演:岩井俊雄(メディアアーティスト、絵本作家)

ゲスト:
落合陽一(メディアアーティスト)
木原共(メディアアーティスト、インタラクションデザイナー)
クワクボリョウタ(アーティスト)
鈴木英倫子(すずえり)(サウンドアーティスト)
福原伸治(テレビディレクター、プロデューサー)
藤本実(研究者、アーティスト/MPLUSPLUS株式会社代表取締役社長)
森脇裕之(ライトアーティスト、宇宙芸術家/多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授)

山川冬樹(美術家、ホーメイ歌手、秋田公立美術大学准教授)
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] ※オンライン配信あり

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]で8月20日まで開催している、メディアアーティスト、絵本作家の岩井俊雄のディレクションによる「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」。本プログラムのクロージングイベントとして、ゲストと様々なコーナーでお送りするCCBT公開生配信イベント「みんなのメディアアート・スタディーズ〜岩井俊雄との出会いは○○だった!〜」を開催します。

岩井俊雄氏は、メディアアートの先駆者として「時間層」シリーズをはじめとするメディアアート作品を国内外で発表し、さらにテレビ番組『ウゴウゴルーガ』、ニンテンドーDS『エレクトロプランクトン』、ヤマハとの電子楽器『TENORI-ON』等、様々な作品を手がけてきました。1996年には、坂本龍一氏とのパフォーマンスでアルスエレクトロニカのグランプリを受賞。2006年からは絵本作家としても活動されています。

本イベントでは、岩井俊雄氏と時代を共有し、さまざまな作品や創作活動を共にされた方、そして岩井俊雄氏の作品に多大な影響をうけて活動する次世代のアーティストが大集合します。岩井俊雄氏が切り拓いた現在に続く「メディアアート」を、時代と作品、それぞれのゲストの活動からみんなでスタディーズする貴重な機会です。

タイムテーブル

MC:YAMAJUN(a.k.a 山峰潤也(キュレーター、プロデューサー/株式会社NYAW代表取締役))
出演:岩井俊雄(メディアアーティスト、絵本作家)

開演:16:00

時間ゲスト登壇
16:15福原伸治(テレビディレクター、プロデューサー)
16:40福原伸治(テレビディレクター、プロデューサー)
落合陽一(メディアアーティスト)
17:15森脇裕之(ライトアーティスト、宇宙芸術家/
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授)
17:45木原共(メディアアーティスト、インタラクションデザイナー)
18:25山川冬樹(美術家、ホーメイ歌手、秋田公立美術大学准教授)
18:55藤本実(研究者、アーティスト/MPLUSPLUS株式会社代表取締役社長)
19:35鈴木英倫子(すずえり)(サウンドアーティスト)
20:05クワクボリョウタ(アーティスト)

岩井 俊雄Iwai Toshio

メディアアーティスト、絵本作家

1962年愛知県生まれ。大学時代に実験アニメーション制作を始め、驚き盤やゾートロープなど19世紀の映像玩具を立体的に発展させた作品「時間層II」で第17回現代日本美術展大賞を最年少受賞。その後メディアアートの先駆者として、テレビ番組『ウゴウゴルーガ』、三鷹の森ジブリ美術館「トトロぴょんぴょん」、ニンテンドーDS『エレクトロプランクトン』、ヤマハとの電子楽器『TENORI-ON』をはじめ、様々な作品を手がける。1996年には、坂本龍一とのパフォーマンスでアルスエレクトロニカのグランプリを受賞。2006年より、絵本作家としての活動を開始。2008年刊行の『100かいだてのいえ』は、シリーズ累計400万部を数える。2022年にはこれまでの創作活動の全貌に迫る個展「どっちがどっち? いわいとしお×岩井俊雄―100かいだてのいえとメディアアートの世界」(2022年)を茨城県近代美術館にて開催。

松岡一哲

山峰 潤也Yamamine Junya

キュレーター、プロデューサー/株式会社NYAW代表取締役

東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて、キュレーターとして勤務したのち、ANB Tokyoの設立とディレクションを手掛ける。その後、文化/アート関連事業の企画やコンサルを行う株式会社NYAWを設立。主な展覧会に、「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」、「霧の抵抗 中谷芙二子」(水戸芸術館)や「The world began without the human race and it will end without it.」(国立台湾美術館)など。また、avexが主催するアートフェスティバル「Meet Your Art Festival “NEW SOIL”」、文化庁とサマーソニックの共同プロジェクト「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」、森山未來と共同キュレーションした「KOBE Re:Public Art Project」などのほか、雑誌やテレビなどのアート番組や特集の監修なども行う。執筆、講演、審査委員など多数。2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員。

©Impress Corporation

落合 陽一Ochiai Yoichi

メディアアーティスト

1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授、デジタルハリウッド大学特任教授。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。近年の展示として「おさなごころを、きみに」(東京都現代美術館、2020)、北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs( 北九州, 2021)、Ars Electronica(オーストリア、2021)、Study:大阪関西国際芸術祭(大阪、2022)、「遍在する身体,交錯する時空間」(日下部民藝館、2022)など多数。また「落合陽一×日本フィルプロジェクト」の演出など、さまざまな分野とのコラボレーションも手かげる。

https://yoichiochiai.com/

木原 共Tomo Kihara

メディアアーティスト, ゲーム開発者

新たな問いを人々から引き出す遊びをテーマに、実験的なゲームやインスタレーションの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関Waag Futurelabや米国のMozilla FoundationとAIの社会的影響に焦点を当てたプロジェクトを行う。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE (リンツ、2021年)にノミネートされたり、Victoria & Albert Museum(ロンドン、2022年)で展示された。

https://www.tomokihara.com

クワクボリョウタKuwakubo Ryota

アーティスト

1971年栃木県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻を修了後、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーを卒業。1998年、明和電機との共作「ビットマン」を発表し、エレクトロニクスを使用した作品制作活動を開始。2010年「10番目の感傷(点・線・面)」で第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を、2011年には芸術選奨新人賞(メディア芸術部門)を受賞。また、山口レイコとのアートユニット、パーフェクトロンとして「デザインあ展」(2018年、富山県美術館ほか)の展示構成を手がける。現在、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授。

https://www.ryotakuwakubo.com/
Photo by Benedict Phillips

鈴木 英倫子(すずえり)Suzuki Elico (suzueri)

サウンドアーティスト

道具のインタラクションと身体性のずれ、通信技術のレイテンシー、場所特有の歴史と人の記憶の差異といった微細なずれが想起するナラティブをテーマに、音を中心としたパフォーマンスやインスタレーション作品を発表。近年の主な発表は「Birds don’t have Borders」(2023/Harvestworks/ニューヨーク)、「小鳥たちのために/鳥の記譜法」(2022/ICC), 「女誡扇綺譚/兵将官廟」(2022/宝蔵巌台北国際芸術村)、「サウンドレンズ・ワークショップ」(2022/LUFFフェスティバル/ローザンヌ)など。即興演奏家として、’すずえり’ の名前で国内外のレーベルからアルバムを多数発表。編集者、デザイナーとしても活動し、ゲームのキャラクターデザイナー、ゲーム誌編集、検索エンジン開発などを経て、2018年より武蔵野美術大学、2023年より東京大学教養学部非常勤講師。2022年度アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)日本グラントプログラムのニューヨーク・フェローシップとして、メディア/サウンドアートにおける自作、改造、ハッキング楽器の歴史等を研究。

http://suzueri.org

福原 伸治Fukuhara Shinji

テレビディレクター、プロデューサー/NHKメディア戦略本部シニア・リード

1986年フジテレビに入社。前衛的でエッジの効いた番組を多数演出。テクノロジーと番組を融合した斬新な発想は多くのフォロワーを生む。『アインシュタイン』や『ウゴウゴルーガ』は初期の代表作。テレビとネットの融合にも様々な形で寄与し、東日本大震災での報道特番のネット配信にも尽力。ウェザーニューズの24時間ライブ番組やNewPicksの動画立ち上げにも参画。2018年BuzzFeed Japanに転職、2021年にNHKに入局、現在はメディア戦略本部でデジタル戦略チームに所属。京都大学など各大学のメディア論講義も担当。

藤本 実Fujimoto Minoru

研究者、アーティスト/MPLUSPLUS株式会社代表取締役社長

1983年生まれ。自身もダンサーとしてパフォーマンスを行い、神戸大学大学院博士課程にてウェアラブルコンピューティングを研究。東京工科大学での教員経験を経て、2013 年にMPLUSPLUS株式会社を設立。自らがダンサーであるという特徴を活かし、ライブパフォーマンスにおいて新しい表現を可能とするシステム開発・舞台演出を行っている。東京2020パラリンピック開会式に「光の振付師」として参加。2010年には光によって身体表現を拡張するプロジェクト「Lighting Choreographer」をアルス・エレクトロニカ(オーストリア)で発表。2021年には、個展『MOVIN’』を開催。身体拡張を空間に応用した高さ7メートルの巨大新作インスタレーション「Humanized Light」を発表した。

http://www.minorufujimoto.com/

森脇 裕之Moriwaki Hiroyuki

ライトアーティスト、宇宙芸術家/多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授

人の影に反応するインタラクティブなLEDアート作品「レイヨ=グラフィー」(1990年)などをはじめ、黎明期よりメディアアートの制作を続けてきた。「宇宙の旅」展(水戸芸術館/2001年)、ミッション「宇宙×芸術」展(東京都現代美術館/2014年)などの展覧会に出展。さらに、種子島宇宙芸術祭総合ディレクターをつとめ、宇宙芸術の探求を続けている。一方、ファッション・デザイナーとのコラボレーション(小林幸子電飾衣装)や演劇パフォーマンス(パパ・タラフマラ、舞台美術)などの異分野とのコラボレーションも多い。

山川 冬樹Yamakawa Fuyuki

美術家、ホーメイ歌手、秋田公立美術大学准教授

自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、これまでに16カ国で公演を行う。現代美術の分野では、マスメディアと個人をめぐる記憶を扱ったインスタレーション『The Voice-over』(1997〜2008/東京都現代美術館蔵)、「パ」という音節の所有権を、一人のアートコレクターに100万円で販売することで成立するパフォーマンス『「パ」日誌メント』(2011~現在)などを発表。ハンセン病療養所(瀬戸内国際芸術祭/大島青松園)や帰還困難区域(Don’t Follow The Wind展/グランギニョル未来のメンバーとして)での長期的な取り組みもある。

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]