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キャンプ

Future Ideations Camp Vol.9:フィクション←テクノロジー→想像力

2026.10.10(土)–13(火)
東京芸術劇場 ギャラリー2
会期
2026年10月10日(土)〜10月13日(火)
会場
東京芸術劇場 ギャラリー2
定員
20名程度
参加費
無料
申込受付期間
2026年8月1日(土)〜8月31日(月)

成果展示:10月15日(木)〜10月18日(日)

想像力とテクノロジーがフィクションを一緒に立ち上げる。演劇と社会を捉え直す4日間。

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、多様な人々が協働し、アートとデジタルテクノロジーによる創作活動を行う短期集中ワークショップ「Future Ideations Camp」を開催しています。選考を経た20名程度が、思考法を身につける講義、スキルセットをつくるワークショップ、グループワークによる協働制作を複数日にわたって行うほか、トークや成果展示などを一般公開します。

第9回目となる今回は、昨年に引き続き、東京・池袋で開催される舞台芸術祭「秋の隕石」との共同企画プロデュースで、「演劇とテクノロジー」をテーマとします。ディレクターには、演劇作家であり、同芸術祭のアーティスティック・ディレクターである岡田利規氏を迎えるほか、テクノロジー分野の実践者を含む多様な講師・ファシリテーターが参加者の活動に伴走します。
本プログラムでは、演劇を、観客の想像力を通して別の現実(=フィクション)を立ち上げ、まだ存在しない状況や関係性を一時的に共有し、試行する「シミュレーション装置」として捉えます。デジタルテクノロジーをはじめとする現代の技術を、人の想像力を広げるための手段と考えるとき、私たちは演劇そのものや社会のあり方をどのように見つめ直し、新たな可能性を構想することができるのか。 参加者とともに、その実践的方法を探求します。

参考:Future Ideations Camp Vol.7|Super Sober Shamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える
参考:Future Ideations Camp Vol.7|Super Sober Shamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える

コンセプト

演劇はとても古い表現形式です。数千年前から実践されてきました。でも、数千年前には存在していなかった新しいテクノロジーも演劇を構成する要素に、それも本質的要素に、当然なり得るはずです。

現代的なテクノロジー(たとえば、デジタルテクノロジー)を、一体どのように演劇に取り込めば、演劇の本質的革新が起こるでしょうか? どのようにして演劇は、自らの本質的特性を損なうことなしに、むしろそれまで不可能だった新しいしかたでそれをブーストしてくれるものとして、テクノロジーを用いることができるでしょうか?

今回のキャンプでは演劇を、観客の想像力の関与に依るところの大きいしかたでフィクションを成立させることに長けた表現形式である、ということにフォーカスして扱います。
現在のテクノロジーによってブーストされた演劇的想像力は、現在の社会を新鮮に捉えたり創造的に批評し変革する可能性をより大きく孕んだものとなりうるでしょうか? なりうるはずです!

新しいテクノロジーを活用しているから新しい演劇である、というのでは、不充分です。数千年前の人びとがおもってもいなかったようなしかたで、でもその人たちだってきっとうすうす感じ取っていたには違いない演劇のポテンシャルを、新しいテクノロジーによって顕在化してみせること。それがこのキャンプの野心です。
演劇的想像力が社会に絡みついていく。そのことが新しいテクノロジーによってパワフルに実現している。ゆえにこれは確かに新しい演劇である——そんな演劇の萌芽の瞬間に立ち会うことを夢見て、CCBTと秋の隕石の協働によるこのキャンプは、今年も開催されます。


岡田利規

プログラムディレクター

・岡田利規(舞台芸術祭「秋の隕石」 アーティスティック・ディレクター)

講師・ファシリテーター

・宇佐美奈緒(アーティスト)
・筧康明(研究者、アーティスト/東京大学大学院教授)
・今野恵菜(エクスペリエンス・デザイナー、プログラム・コーディネーター)
・佐藤朋子(アーティスト)
・永松歩(プログラマー、CGアーティスト)
ほか

開催概要

開催日時:2026年10月10日(土)〜10月13日(火) ※開催時間は10:00〜19:00頃を予定
成果展示:10月15日(木)〜10月18日(日)
会場:東京芸術劇場 ギャラリー2(5階)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1

プログラム・カリキュラム(予定・随時更新)


Day1– 10月10日(土)
イントロダクション
参加者活動紹介
レクチャー&ワークショップ 
  講師:岡田利規、筧康明
グループワーク
  ファシリテーター:宇佐美奈緒、今野恵菜、佐藤朋子、永松歩

Day2– 10月11日(日)
ワールドカフェ
ワークショップ
グループワーク
【一般公開】基調講演 ※詳細後日発表

Day3– 10月12日(月)
グループワーク
中間発表

Day4– 10月13日(火)
グループワーク
成果発表

10月15日(木)〜10月18日(日) 
【一般公開】成果展示

参考:Future Ideations Camp Vol.6|見えないルールの中で都市を取り戻す
参考:Future Ideations Camp Vol.5|AIは生命になり得るか?
参考:Future Ideations Camp Vol.4|生態系をデータとしてとらえる/表現する

応募要項

応募受付期間:2026年8月1日(土)〜8月31日(月)厳守
募集人数:20名程度
年齢不問

応募要件:
・10月10日(土)〜13日(火)間のすべてのカリキュラムに参加可能であること
・研究や創作活動等の実績を有すること
・今後の活動目標や活動計画を有すること

参加対象者:
・人と一緒に何かを創りたいと考えている方
・演劇や音楽、デザイン、テクノロジー、その他さまざまな分野のアーティストやクリエイター
・現在創作活動を行っていて、テクノロジーを取り入れて新しい表現に挑戦したい方
・未知の舞台芸術作品の創作にチャレンジしたい方
・演劇を通じて、これからの人と人の関係性や社会のあり方について考えたい方
・分野の枠を超えた新しい表現や実験的創作に挑戦したい/関心のある研究者、学生
・何らかの理由から一度創作活動から離れていて、久しぶりに活動を再開したいと考えている方
など


選考基準:
応募内容をもとに主催者にて選考を行い、参加者を決定します。

選考結果の通知:
2026年9月6日(日)(予定)に応募者のメールアドレス宛にご連絡します。

応募方法:
申込フォームにてお申し込みください。
もしくは、件名を「キャンプVol.9応募」とし、本文に以下の内容を明記の上、メールにてccbt@rekibun.or.jpまでお送りください。

【記載事項】※ は必須にて記載ください。
・氏名(ふりがな)(※)
・年齢(※)
・性別(※)
・居住都市(※)
・メールアドレス(※)
・電話番号(※)
・職業・所属先(※)
・専門分野・領域(下記よりお選びください/複数回答可)その他を選ばれた方は別途ご記入ください(※)
(アート、演劇、デザイン、エンジニアリング、ファッション、音楽、教育、自然科学、宗教学、人文学、環境学、哲学、その他)
・今回のキャンプのどこに興味を持ったのか、またキャンプで挑戦したいことを300文字以内で教えてください。(※)
・今回のキャンプを何で知りましたか?(※)
・未来提案型キャンプ参加にあたり希望する情報保障支援、サポートがあれば記載ください。
 例:手話通訳、文字通訳  
・このほか、ご自身の活動を紹介するポートフォリオ、映像資料、ウェブサイトやGithubなどがあればリンクを記載ください。

スタッフ

プログラム・ディレクション
伊藤隆之(CCBT)
プログラム・マネジメント
伊藤遥(CCBT)、稲田駿平(CCBT)、大塚侑子(秋の隕石)、土井美侑(CCBT)
テクニカル・リーダー
木村悠介(arsaffix)
デザイン
佐々木俊(AYOND)
運営
林慶一(オノコロ)、冠那菜奈(オノコロ)、奥村圭二郎(オノコロ)

舞台芸術祭「秋の隕石2026東京」

豊島区池袋の東京芸術劇場を中心に開催される舞台芸術祭「秋の隕石」。演劇作家・小説家であり、2026年度より東京芸術劇場舞台芸術部門芸術監督に就任した岡田利規がアーティスティック・ディレクターを務め、「新たな芸術の創造」「海外発信」「人材育成」を主要なミッションに掲げる。今、ここ、にある日本と世界の舞台芸術表現が、より身近なもの、自分と直接接続し腑に落ちるものとして捉えられるような、さまざまな現実の姿に気づき、あらたな視点でこの世界を捉え直すことができるような機会を創り出す。2026年度は、国内・海外の多様な舞台芸術作品13演目による「上演プログラム」、レクチャーやワークショップなどの「上演じゃないプログラム」、その両方を支える「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」の3つを展開する。
https://autumnmeteorite.jp/

主催:東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
共催:豊島区
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
ゴールドスポンサー:アサヒグループジャパン株式会社 
シルバースポンサー:東武鉄道株式会社、三菱地所株式会社
ブロンズスポンサー:株式会社イープラス、株式会社ローソンエンタテインメント(五十音順)
メディアパートナー:Tokyo Art Beat

撮影:宇壽山貴久子

岡田利規Okada Toshiki

舞台芸術祭「秋の隕石」 アーティスティック・ディレクター

演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞受賞。同作での2007年クンステン・フェスティバル・デザール参加以降、国内外の90都市以上で新作を旺盛に上演し続けている。2016年以降ドイツ語圏公立劇場のレパートリー作品の作・演出も務め、2020年「掃除機」及び2022年「ドーナ(ッ)ツ」でベルリン演劇祭に選出。小説家としては、『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2007年、新潮社)、『ブロッコリー・レボリューション』(2022年、新潮社)を刊行。2025年度より舞台芸術祭「秋の隕石」アーティスティック・ディレクター、2026年度より東京芸術劇場 舞台芸術部門芸術監督を務める。

白い背景の前で微笑んで立っている男性。男性はストライプの入った白いスタンドカラーのシャツを着ており、清潔感のある落ち着いた表情をしている。

筧康明Kakehi Yasuaki

研究者、アーティスト/東京大学大学院教授

1979年京都生まれ。インタラクティブ・メディア研究者、アーティスト。慶應義塾大学、MITなどでの活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環にて研究・制作・教育に従事。博士(学際情報学)。物理素材や現象とデジタル技術を掛け合わせ、モノや身体、空間を介した体験を拡張するインタラクティブ・メディアを開発する。エンジニアリング/アート/デザインの分野をまたがって活動を展開し、瀬戸内国際芸術祭2025、Ars Electronica Festival、YCAM、ICCなどでの展示や、STARTS PRIZE 2022 Honorable Mention、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、ACM CHI2017 Best Paper Award、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞など受賞も多数。

宇佐美奈緒Usami Nao

アーティスト

3DCG技術を用いた映像、ビデオゲーム、パフォーマンスを制作し、フェミニズムやジェンダー研究に焦点を当てている。それらの創作活動は、社会的なカテゴライズから脱却することを目指している。ビデオゲームプロジェクト『I stitch my skin to the ground』が2024年Prix Ars ElectronicaにてNew Animation Art部門、Honorary Mention受賞。

若い女性がカメラに向かって微笑んでいる。彼女は黒いタートルネックを着ており、髪はすっきりとしたスタイルにまとめられている。背景はぼかされていて、温かみのある色調になっている。

今野恵菜Konno Keina

エクスペリエンス・デザイナー、プログラム・コーディネーター

慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科にて、ヒューマン・コンピューター・インタラクションを学ぶ。学業の傍ら、同級生たちと「乙女電芸部」を立ち上げ、自分の欲しいものを自分で作ることをテーマにしたワークショップ・イベントを多数開催。 2013年4月から2024年9月まで、山口情報芸術センター[YCAM]にて、映像エンジニア/デバイス・エンジニア、およびプログラム/エクスペリエンスデザイン担当として勤務。展示制作やパブリックプログラムの企画に携わる。コミュニケーションとそれを仲介するメディアの在り方に興味を持っている。

写真:大野隆介

佐藤朋子Sato Tomoko

アーティスト

1990年、長野県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。広範なリサーチをもとに物語を構築し、レクチャーや語りを軸に作品制作を行う。 近年の活動に、「オバケ東京のためのインデックス」(2021年、シアターコモンズ)、「第14回恵比寿映像祭」(2022年、東京都写真美術館)、「ニュー・ユートピア――わたしたちがつくる新しい生態系」(2025年、弘前れんが倉庫美術館)、「再編する ― NAMコレクションの現在」(2026年、長野県立美術館)など。令和5年度ポーラ美術振興財団在外研修員として台湾と韓国にて研修。

https://tomokosato.info/
撮影:山口伊生人

永松歩Nagamatsu Ayumu

プログラマー、CGアーティスト

Generative ArtやVisual Musicといった様式、自生的コンセプトを参照しながら、映像制作、演出手法の開発、上演支援を行う。プロシージャルな造形手法、グラフィクス・アルゴリズム、データ表現の技術的側面だけでなく審美的な側面にも着目し、作家活動や教育にも従事。近年は、アーティストとして半公共空間での常設作品を複数制作している。

https://ayumu-nagamatsu.com/
企画・制作
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、舞台芸術祭「秋の隕石」
主催
東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)、東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕