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Future Ideations Camp Vol.4|生態系をデータとしてとらえる/表現する

生態系をデータとしてとらえる/表現する

Future Ideations Camp Vol.4 生態系をデータとしてとらえる/表現する

概要

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、多様な人々が協働し、アートとデジタルテクノロジーによる創作活動を行う短期集中ワークショップ「未来提案型キャンプ」を開催しています。本プログラムでは、選考を経た20名程度が、思考法を身につける講義、スキルセットをつくるワークショップ、グループワークによる協働制作を複数日にわたって行うほか、トークや成果展示などを一般公開します。参加者は開催毎に設定された課題について学ぶほか、グループワークを通じた協働制作により、クリエイティブなアプローチで社会課題に取り組み、未来に向けた新たな提案を創造することを目指します。

第4回目となる「未来提案型キャンプ」では、私たち人類を含む「生態系」をテーマに、生態系を再認識するための視座や技術を学び、そして新たなアイデアを構想するため、レクチャーやワークショップ、グループワーク等を実施します。一般公開となる成果展示では、講師・ファシリテーター、参加者総勢約40名で取り組んだ本キャンプの様子と参加者による作品・プロトタイプを紹介します。
DNA解析やセンサー、カメラ等を利用して微生物群の存在や動植物の観察をし、生態系をデータとして捉え、表現することに挑戦した5日間の集中キャンプ。本成果展示を通じ、各グループによる構想や提案、共創のプロセスをご覧いただくとともに、本カリキュラムを経て提案される「生態系」への新たな視座と、描かれる未来の構想をお楽しみください。

Future Ideations Camp Vol.4:生態系をデータとしてとらえる/表現する
開催日時:2024年10月12日(土)〜10月16日(水)〈5日間〉
活動報告・成果展示:2024年10月17日(木)〜10月20日(日)
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

コンセプト

皆さんは「生態系」という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか? 森林や河川、海といった多様な生き物たちが生息する豊かな自然環境を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、私たち人間も、そして目に見えない微生物やウイルスも、他の生き物や環境との関係性の中に存在しています。人間が活動する都市もまた、生態系の一部として捉えられます。このように、私たちがイメージする生態系には、理解を深める余地がまだたくさんあります。生態系への理解を深め、再認識するためにも、そのきっかけとなる新しい視点の提供には大きな意義があります。

そこで、本キャンプでは参加者が主体的に生態系に関わることで、生態系への解像度を高め、再考するきっかけづくりを目指しました。この目的のために「生態系をデータとしてとらえる/表現する」というコンセプトを掲げました。このコンセプトのもと、ミクロな世界の微生物からマクロな世界の動植物までを観察対象として、参加者たちは身の回りの生態系を自ら調べ、そのデータを自ら解釈し、そして自ら表現していくための手法をキャンプ期間中に学びました。また、参加者たちは生態系に関連したプロジェクトを企画・提案するグループワークを行いました。このキャンプを通して、生態系に関するプロジェクトを主体的に遂行した経験が、将来的な自身のプロジェクトへと繋がるきっかけになることを願っています。

本展示は参加者がグループワーク中に企画したプロジェクトの成果展示です。本展示をご覧いただいた後、皆さんが思い描く「生態系」のイメージに新しい視点が加わり、帰りの景色が変わって見えることを信じています。

榎本輝也(科学者・研究者)
津田和俊(研究者)

成果発表

参加者

講師・ファシリテーター

プログラムディレクター

スタッフ

プログラム・ディレクション
伊藤隆之(CCBT)
プログラム・マネジメント
廣田ふみ(CCBT)、小林玲衣奈(CCBT)
テクニカル・スタッフ
三浦大輝(arsaffix)、木村悠介(arsaffix)、田部井勝彦(CCBT)、乙戸将司(CCBT)
運営
岩中可南子(オノコロ)、冠那菜奈(オノコロ)、小泉実樹(オノコロ)、林慶一(オノコロ)
英語に関する全て
佐野明子
記録
岡本彰生(ネーアントン合同会社)、斉藤純平、冨田了平

主催:東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)