あそび(Play)というルールがあれば、私たちは無関心の壁を超えて、もっと深く響き合える?
展覧会「Re:Play」の関連イベントとして、ゲーム/社会課題/アートの視点から語るトークと、みんなでシリアスボードゲームをプレイするワークショップを開催!
2025年度 CCBTアーティスト・フェロー 藤嶋咲子のプロジェクト「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」成果発表として開催される展覧会「Re: Play」。
本展は、社会的な「正しさ」や割り振られたロールのもとで埋もれがちな個人的な声を、遊び(Play)を通して掬い上げ、他者と出会い直すためのゲームインスタレーションです。
本イベントは、展覧会のオープニングイベントとして、トークとワークショップの2部構成で実施します。
前半に行うトークでは、自分自身の内側や、都市の隙間に潜んでいる「小さなコエ」を、どう見つけ出し、分かち合うコモンズをつくることができるのか。そのヒントを、ゲストを迎えて楽しく読み解きます。
後半は藤嶋咲子が講師となり、シリアスボードゲーム「SAVE:0マインドクエスト」を元に、ボードゲーム内でプレイヤーに投げかけられる様々な問いを、参加者同士で考えプレイするワークショップを実施。「あそび」のプロセスを通じて、効率化された日常を自分たちの手触りへと取り戻すことができるのかを試みましょう。
タイムライン(予定)
19:00 – 19:10 スタート・プロジェクト説明
19:10 – 20:20 トークセッション
登壇者
- 藤嶋 咲子(アーティスト)
- 堀 潤(ジャーナリスト、キャスター)
- 吉田 寛(東京大学教授)
20:20 – 20:35 休憩
20:35 – 21:30 ワークショップ
講師
- 藤嶋 咲子(アーティスト)
お申込みにあたっての留意事項
・本イベントは事前のお申込みが必要です。またお申込み多数の場合は抽選となります。
・本イベントのお申し込みは「トーク&ワークショップの参加」「トークのみの参加」の2つの枠がございます。
・「トーク&ワークショップの参加」をお申し込みいただいた方について、結果通知時に「トークのみの参加」にご案内させていただく可能性がございます。あらかじめご了承ください。
・本イベントの参加においてサポートを必要とされる方は、お申し込み時に応募フォーム(Forms)にご記入ください。
- 申込方法:留意事項をご確認の上、応募フォーム(Forms)よりお申込みください。
- 申込受付期間:2026年2月20日(金)〜3月1日(日)17:00
- 結果通知:2026年3月2日(月)※予定
・本イベント中、主催者やアーティスト・フェロー(藤嶋咲子)による記録撮影を行う場合があります。記録及び広報活動等に使用される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
・その他ご不明点は、CCBTまでお問い合わせください。

藤嶋咲子Fujishima Sacco
アーティスト
アート×ゲーム×社会問題を軸に、絵画やインタラクティブな手法を用いて、現代社会との関係性を探る多面的な表現を試みている。代表作「WRONG HERO」では、RPG的構造を通じてジェンダーや社会的役割に潜むステレオタイプを問い直し、鑑賞者を“プレイヤー”として巻き込む批評的体験を構築。仮想空間で声を集め、現実の「出来事」として立ち上げた「バーチャルデモ」では、鑑賞者の主体性とともに、現実と仮想の境界そのものを揺さぶっている。

堀 潤
ジャーナリスト、キャスター
1977年兵庫県生まれ。ジャーナリスト。株式会社8bitNews代表取締役、株式会社わたしをことばにする研究所代表取締役。立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター等を経て、2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、2013年NHK退局。現在、TOKYO MX「堀潤Live Junction」MC、ABEMA「ABEMA Prime」等に出演。2019年より早稲田大学招聘研究員。映画「わたしは分断を許さない」(2020)を監督。著書に『災害とデマ』(集英社インターナショナル新書、2025)。
https://www.north-pro.com/talents/hori_jun/
吉田寛Yoshida Hiroshi
東京大学 教授
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(美学芸術学研究室)。専門は感性学、ゲーム研究。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授などを経て、現職。著書に『絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉』(青弓社、2015年、第37回サントリー学芸賞受賞)、『デジタルゲーム研究』(東京大学出版会、2023年、第33回大川出版賞受賞)、『クリティカル・ワード ゲームスタディーズ』(共編、フィルムアート社、2025年)など。東京大学ゲーム研究室(University of Tokyo Game Lab: UTGL)主宰。
プロジェクト「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」
都市に埋もれた声を可視化し、これまで交わることのなかった他者との対話の場を生み出すことで、世界の見え方に揺らぎを与えるゲーム作品を制作するプロジェクト。ゲーム内に登場するアバターは、実在する都市生活者の語りをもとに生成され、プレイヤーはその営みや痛みに触れながら、自身の輪郭の外側にある価値観や生き方に出会っていく。体験はインスタレーションとして展開され、記録された対話のログは再編集のうえ公開される。年齢、性別、国籍、経済状況、思想などに起因する分断を背景に、すれ違う声が交差する状況から、新たなコモンズの可能性をひらく手がかりを探る。

CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。



