2024年度 CCBTアーティスト・フェローである柴田祐輔+Token Art Centerによるプロジェクト「続・大衆割烹 代替屋」(仮)に関連し、ワークショップを開催。昆虫料理研究家の内山昭一を講師に、渋谷周辺における代替食材のリサーチとなる昆虫食を体験します。
「気持ち悪い」?「美味しい」?だけじゃない。昆虫食を通して都市の野生(≒Bug)を探るワークショップ
CCBTアーティスト・フェロー、柴田祐輔+Token Art Centerは、渋谷周辺の文化や歴史や、高度に都市化され田畑のない渋谷周辺における代替食材のリサーチなどを通して「今、どう食が揺れているか」を探り、その成果を体験型パフォーマンス作品として2025年2月に発表します。本リサーチの一環として、都市の厳格な管理から逃れた野生(≒Bug)の中に潜む昆虫を題材として、代替食材を考えるワークショップを開催します。
本ワークショップでのフィールドワークやラウンドテーブルの様子は、本プロジェクトのウェブサイト(1月公開予定)や成果展示として発表予定です。
<本ワークショップについて> 柴田祐輔+Token Art Center
これまで昆虫は、一般的に日本では食材として見なされてきませんでした。その背景には、近代以降の公衆衛生の制度化や、それに伴う人々の嗜好の変化が影響しているのかもしれません。しかし近年では、将来的な人口増加に伴う肉や魚の不足に対する「代替」タンパク質源として、注目を集めています。本ワークショップでは昆虫料理研究家の内山昭一さんを講師にお迎えし、実際に渋谷の街に出て渋谷固有の昆虫の生態について学びながらその採取、試食を行うとともに、参加者のみなさまとの意見交換を行います。
Bugには虫という意味があるとともにシステムの不具合という意味もあります。本ワークショップでは都市の厳格な管理から逃れた野生(≒Bug)の中に潜む昆虫を捕らえて、食べます。都市の中で昆虫を捕まえること、そして昆虫を食べることの意味を参加者のみなさまとともに考える機会となればと考えます。
■開催概要
柴田祐輔+Token Art Center
「City Bug」渋谷昆虫採取試食ワークショップ
日時:2024年11月16日(土) 13:00~17:00 ※雨天の場合は11月23日(土)に振り替え実施
講師:内山昭一(昆虫料理研究家)
ファシリテーター:Token Art Center(秋葉大介、高村瑞世)、柴田祐輔
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、渋谷街中
定員:10名 ※事前申込/先着順
■申込方法・留意事項
申込方法:応募フォームより申し込みください。(別ページに移動します)
※天候による実施の可否および詳細は、前日11月15日(金)に参加者宛にメールでご連絡いたします。
※昆虫はエビやカニに似た成分を含みます。甲殻アレルギーの方は試食はご遠慮ください。
※親子で参加される方はお子様から目を離さないようお願いいたします。
※イベント中、動画、写真撮影を行い、後日記録として公開する予定です。予めご了承ください。
■当日のワークショップについて
集合場所:原宿駅西口
対象:昆虫食や食文化に興味のある方
服装・持ち物:汚れてもよい動きやすい服装、虫とり網(あれば)
<予定>
13:00 原宿駅西口集合
13:15-13:30 ワークショップ内容説明
13:30-15:30 街中での観察・採取後、CCBTへ移動
15:30-16:15 調理、試食
16:15-17:00 参加者を交えたラウンドテーブル
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」