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未来提案型キャンプ

【一般公開】Future Ideations Camp Vol.7 基調講演01 〜03|テオ・トリアンタフィリディス/エレナ・ノックス/ロロロル

2025.10.01(水), 2025.10.02(木), 2025.10.04(土)
東京芸術劇場 アトリエウエスト、オンライン配信(CCBT公式YouTubeチャンネル)
 
開催日時
2025年10月1日(水)、10月2日(木)、10月4日(土)各日19:30〜21:00(開場:19:15〜)
会場
東京芸術劇場 アトリエウエスト、オンライン配信(CCBT公式YouTubeチャンネル)
定員
各回40名(事前申込、先着順)
観覧料
無料
事前申込
要(会場参加のみ。配信視聴の申し込みは不要)
申込受付期間
※手話通訳者の手配の関係上、手話通訳をご希望の方は9月23日(火・祝)までにお申し込みください。
配信
https://www.youtube.com/@civiccreativebasetokyoccbt3744
情報保障支援
日英同時通訳
手話通訳(日本語-日本手話/東京芸術劇場会場のみ)
文字情報保障(UDトーク)

※そのほか、配慮やサポートの希望等ありましたらお気軽に担当者(event@autumnmeteorite.jp)までお問い合わせください。
※本プログラムは当日ライブ配信いたします。CCBT公式YouTubeチャンネルよりご視聴ください。(配信視聴の申し込みは不要です)

演劇とテクノロジーをテーマに、交流と協働制作を通じて未来に向けた新たな「演劇」の提案を目指す未来提案型キャンプ「Future Ideations Camp Vol.7:Super Sober Shamanism」。それに関連し、国内外のアーティスト、研究者を招く基調講演を全3回で開催!
国内外で活躍するアーティスト3組を迎え、それぞれの活動から「同期・共在・模倣」に迫ります。

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、第7回目となる未来提案型キャンプ「Future Ideations Camp Vol.7|Super Sober Shamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える」を、10月1日より東京・池袋で開催される舞台芸術祭「秋の隕石」との共同企画プロデュースで実施します。演劇とテクノロジーをテーマに、アバター、シミュレーション、没入型環境といったテクノロジーを通じて、身体化された経験、儀式、パフォーマティブな実践がどのように再構築され得るかを探り、新たな「演劇」の提案を目指す本プログラム。それに関連し、一般公開イベントとして基調講演を開催します。

第1回目の基調講演には、新進気鋭のメディアアーティスト、テオ・トリアンタフィリディス氏が、第2回には、デジタル・メディアやパフォーマンス、音楽、インスタレーションなど複数の表現形態を横断して作品を制作するアーティストでありリサーチャーのエレナ・ノックス氏が、第3回には、台湾を拠点に活躍するアーティストコレクティブ・lololol(ロロロル)からシァ・リン氏とシェリル・チャン氏が登壇します。

いずれの講演でも、演劇とデジタル技術の交差点における最新の作品事例や、身体性とテクノロジーのあいだで生まれる新たな表現手法について、登壇者ならではの実践的な視点からご紹介いただきます。

この貴重な機会にぜひご参加ください。

【基調講演01】
テオ・トリアンタフィリディス「制御なきシステム:テオ・トリアンタフィリディスによるアーティスト・トーク」

日時:2025年10月1日(水)19:30~21:00(開場:19:15〜)
登壇(オンライン):テオ・トリアンタフィリディス Theo Triantafyllidis (アーティスト)
要申込/日英同時通訳、手話通訳(日本語-日本手話/東京芸術劇場会場のみ)、文字情報保障(UDトーク)


テオ・トリアンタフィリディスは、解読しきれない演技的なシステムを実践の中で構築します。それらのシステムは、つかえながら溢れ出し、ときには自らの軌道を遡るような作品群です。本トークでは、彼の近作である《Feral Metaverse》《Anti-Gone》《BugSim (Pheromone Spa)》をはじめ、制作中の実験や舞台裏の様子を交えながら、シミュレーションをスペクタクルではなく舞台として捉える実践を紹介します。
トリアンタフィリディスが作り出すのは、エンジンが停止し、アバターが台本から飛び出し、物理法則が人格を持ち始めるような、気まぐれで手続き的な世界です。彼は、きれいに整理されたインタラクションを設計するのではなく、不安定な関係性を育てるのです。そこでは、生き物やプレイヤー、そしてネットワークやアルゴリズムが不確定な「ライブ性」の中に閉じ込められているのです。ユーザー中心の設計ではなく、互いに誤認し合う詩学において成立する空間です。
彼の実践から現れるのは、不安定な存在論のためのリハーサル空間です。それは、LANパーティーや熱にうなされた夢、そして将来失敗に終わるであろう通し稽古のあいだにあるような世界。そこでは、テクノロジーは最適化されるものではなく、身体化されるのです。親密で、漏れやゆらぎを含みながら半ばまとまり、ときに見事に洗練された世界なのです。

テオ・トリアンタフィリディス(アーティスト)

Photo: Jennifer Bobe

【基調講演02】
エレナ・ノックス「テクネ、ダイモーン、そして未知のスーパーファクター!」

日時:2025年10月2日(木)19:30~21:00(開場:19:15〜)
登壇:エレナ・ノックス Elena Knox (アーティスト、キュレーター、リサーチャー)
要申込/日英同時通訳、手話通訳(日本語-日本手話/東京芸術劇場会場のみ)、文字情報保障(UDトーク)

Photo: Lindsay Webb

【基調講演03】
ロロロル「崩壊の振り付け」

日時:2025年10月4日(土)19:30~21:00(開場:19:15〜)
登壇(オンライン):ロロロル lololol(アーティスト・コレクティブ)
要申込/日英同時通訳、手話通訳(日本語-日本手話/東京芸術劇場会場のみ)、文字情報保障(UDトーク)

会場・アクセス
東京芸術劇場 アトリエウエスト

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1 地下1階
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結。
詳細:東京芸術劇場アクセス

申込方法

下記、1・2のいずれかからお申し込みください。
手話通訳者の手配の関係上、手話通訳をご希望の方は9月23日(火・祝)までにお申し込みください。
そのほか、配慮やサポートの希望等ありましたらお気軽に下記までお問い合わせください。

1)フォームから申し込む
下記、申込フォームより申し込みください。(別ページに移動します)

Peatixリンクボックス

2)メールで申し込む
下記の必要事項を明記のうえ、件名を「Camp7基調講演 申し込み」とし、お申し込みください。

メール:event@autumnmeteorite.jp
件名:「Camp7基調講演 申し込み」

1. お名前(フリガナ)
2. ご連絡先(メールアドレス)
3. 希望する回(10月1日(水)、10月2日(木)、10月4日(土))
4. 必要なサポートがあればお知らせください。例:手話通訳等

問い合わせ先

東京舞台芸術祭実行委員会事務局
舞台芸術祭「秋の隕石」
Future Ideations Camp Vol.7担当
event@autumnmeteorite.jp

舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」

豊島区池袋の東京芸術劇場を中心に、2025年10月1日より11月3日まで開催する国際的な舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」。演劇作家・演出家・小説家・チェルフィッチュ主宰の岡田利規がアーティスティック・ディレクターを務め、あらゆる人々に対して広く開かれた国際的な舞台芸術祭となることをめざす。今、ここ、にある日本と世界の舞台芸術表現が、より身近なもの、自分と直接接続し腑に落ちるものとして捉えられるような、さまざまな現実の姿に気づき新たな視点でこの世界を捉え直すことができるような機会を創り出す。2025年は、国内・海外の多様な舞台芸術作品14演目による「上演プログラム」、レクチャーやワークショップなどの「上演じゃないプログラム」、その両方を支える「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」の3つを展開する。

主催:東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー:Tokyo Art Beat
協力:豊島区、西武鉄道株式会社、東武鉄道株式会社

撮影:Jennifer Bobe

テオ・トリアンタフィリディスTheo Triantafyllidis

アーティスト

1988年、ギリシャ・アテネ生まれ。デジタルと物質的なメディアを用いて、幾重にも重なる現実世界(ハイブリッドリアリティ)における空間体験と身体化のメカニズムを探求。アルゴリズムやゲームエンジン、VRヘッドセット、実験的なパフォーマンス手法を駆使し、没入型環境における相互作用を創出する。トリアンタフィリディスが作り出す世界では、不自然な相互作用と不安定な物理法則が、不気味で不条理かつ詩的な状況と交じり合い、鑑賞者を新たな現実との関わりへと誘う。 アテネ国立技術大学で建築学位を、カリフォルニア大学ロサンゼルス校デザイン・メディア・アーツ学科にて芸術修士号を取得。

https://www.slimetech.org/
撮影:Lindsay Webb

エレナ・ノックスElena Knox

アーティスト、キュレーター、リサーチャー

東京を拠点に活動。人間が人工物と深い一体感をもちながら暮らす様々な超現代的シナリオを提示。近年の作品に、日本製の最先端ロボットを用い、テクノサイエンス的な未来においてアイデンティティや信念がもつ役割をオーディション形式で探るものや、夢の中のような剥き出しの状況の中で、新しいジェンダーやサイバーオーガニックのビジョンを探求する作品などがある。「それヤレんの?:フェムボット現象」(2022年)がニューヨークのアートスペース・apexartの「国際オープンコール」によって選出。近年のグループ展に、「未来と芸術」(2019-20年、森美術館、東京)、「バンコク・アート・ビエンナーレ」(2020年、タイ)、「横浜トリエンナーレ」(2020年、神奈川)、「越後妻有 大地の芸術祭」(2022年、越後妻有、新潟)「ICCアニュアル:生命的なものたち」(2022年、NTTインターコミュニケーション・センター、東京)、「アルスエレクトロニカ」(2023年、オーストリア)、台湾国際ビデオアート展(2023年)、ソウル国際ニューメディアフェスティバル(2024年)、ヴェネツィア・アートナイト(2024年)。 オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学にて博士号(メディア・アート)を取得。

http://www.elenaknox.com/

ロロロルlololol

アーティスト・コレクティブ

「lololol」は、「boundless laughter(際限のない笑い)」、つまり「lol(laugh out loud/大笑い)」の無限の拡張であり、この「lol」という略語は、易経と/あるいはコンピューターコードの構造から成り立っているとも解釈される。2013年、シャ・リン(Xia Lin)とシェリル・チャン(Sheryl Cheung)により結成。感情や身体の政治性が多様なテクノロジーの文化によってどのように形成されるかに注目し、特に武道、唯物論的存在論、道教的思想に関心を寄せる。継続的なプロジェクトである「Future Tao」では、テクノロジーの探究に対するオルタナティブな手法として、道教に基づく心身の実践に取り組む。これまでの作品やパフォーマンス、プロジェクトは、「ベリック・フィルム&メディアアーツ・フェスティバル」(イギリス)、「台北芸術祭」(台湾)、Times Museum(中国)、Vernacular Institute(メキシコ)、Flaneur Festival(デンマーク)、Liquid Architecture(オーストラリア)、ブルースター現代美術センター(アメリカ)など、各地で発表されている。

https://lololol.net/
主催
東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)
、東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕