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アート・インキュベーション・プログラム

Synflux 展覧会「Algorithmic Couture Alliance ── デジタルとファッションをめぐる対話」

2024.03.15(金)–24(日)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
 
会期
2024年3月15日(金)~3月24日(日)
休館日
※月曜日
開館時間
13:00〜19:00
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料
無料

2023年度 CCBTアーティスト・フェローであるSynfluxの最終成果となる展覧会「Algorithmic Couture Alliance ── デジタルとファッションをめぐる対話」。会期中には、多様な分野の専門家を招いたトークやワークショップも実施し、リアルとバーチャルに広がる「デジタルファッション」のこれからを提起します

加速度的に進化するデジタルテクノロジーと、ファッションデザインのあいだに生まれる新しい創造性。
Synfluxが、リアルとバーチャルに広がる「デジタルファッション」のこれからを提起する展覧会

次代のファッションをつくりだす思索的デザインラボラトリーとして、デジタル技術を活用した研究開発や社会実装を行うSynflux。CCBTアーティスト・フェローの活動では、仮想空間のみならず物理的な体験や製造と交錯する「デジタルファッション」の多様性をリサーチしています。これらの最終成果となる展覧会と特設サイト「Algorithmic Couture Alliance」が、いよいよ公開です!

デジタルテクノロジーと結びついたハイブリッドなファッションデザインのあり方を探究する展覧会「Algorithmic Couture Alliance」。本展では、東京を拠点に国際的に活躍するデザイナーやブランドとの対話を通じ、「デジタルファッション」の多義的な可能性を、映像やウェブサイトにより紹介しています。また、Synfluxが開発した衣服生産時の素材廃棄を減らすデザインシステム「Algorithmic Couture」を活用した実践も展示。さらに、会期中にはSUPER DOMMUNEでのオープニングトークや、研究者や市民を交えたレクチャー&ワークショップ「デジタルな私となめらかなファッションデザイン?」を開催します。
様々な対話とリサーチによって構成される本展からは、「デジタルファッション」にまつわる、衣服の設計や製造システム、私たちを取り巻く消費環境、そして私たちの身体性といった多角的な議論が浮き彫りになります。そこには、デジタルテクノロジーとファッションデザインにある、いま向き合うべき課題と未来に向けた移行の道筋が見えてくるでしょう。
CCBTのフェロー活動としてSynfluxが推進してきた、テクノロジーが導くファッションデザインをめぐる多元的なエコシステムのリサーチ。本展と関連イベントを通じ、ジェネラティヴなファッションの未来を実現する担い手を、つくり、つなげる、アライアンスの構築を目指します。

○展覧会の3つのコンテンツ

1. ダイアログ:実践者との対話を通したリサーチ
デジタルファッションの知識や技術を明らかにするリサーチを公開。東京を拠点に国際的に活躍するファッションデザイナー、ブランドディレクターとの対話を映像やウェブと連動したコンテンツで紹介。AIと協働するファッションデザインの実践や、デジタル技術を用いた製造やデザインの可能性を知ることができます。

2. プロジェクト:デジタルテクノロジーを応用したファッション実践
Synfluxによるデザインシステム「Algorithmic Couture」を活用したコラボレーション・プロジェクトを展示します。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと協業した「TYPE-IX Synflux project」、GOLDWINと協業した「SYN-GRID」の実作をご覧いただけます。


3. コンテクスト:デジタルファッションの文脈と未来のリサーチ
プロジェクトを通して明らかになった、「デジタルファッション」が有する歴史的文脈を解説し、技術的/創造的な可能性を提起します。さらに、デジタルテクノロジーが導くファッションの未来を見通すマニフェストを公開。技術と人間の創造性が交わる先で起こりうる変化を、ダイアグラムやキーワードでわかりやすく紹介します。

SYN-GRID ©︎GOLDWIN Inc.
TYPE-IX Synflux project ©︎ISSEY MIYAKE

○関連イベント

◯オープニングイベント SUPER DOMMUNE「Algorithmic Couture Alliance ── デジタルとファッションをめぐる対話」
日時:3月15日(金)18:00〜22:30

会場:SUPER DOMMUNE ※スタジオ観覧も可能です(50名限定、先着順、入場無料)
詳細:https://ccbt.rekibun.or.jp/events/synflux_superdommune

◯オープン・ダイアローグ「デジタルな私と滑らかなファッションデザイン?」
日時:2024年3月20日(水・祝)11:00-18:30

定員:【第1部】【第2部】90名(事前申込不要)
   【第3部】30名(要事前申込・先着順)

詳細:https://ccbt.rekibun.or.jp/events/synflux_opendialogue

CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは

CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」

Photo by Keta Tamamura

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スペキュラティヴ・デザインラボラトリー

先端的なテクノロジーを駆使し、惑星のためのファッションをつくるスペキュラティヴ・デザインラボラトリー。あらゆる人が惑星や自然への配慮を持ちながら、活き活きとした個人として自分なりの創造性を発露できる循環型創造社会の実現を目指し、次代のファッションをつくりだす思索的デザインラボラトリーとして活動しています。AIや3D技術、ブロックチェーンなど先端的なデジタル技術を活用し、持続可能なファッションのための次世代のデザインシステムを共創しています。私たちはファッションやデザイン、テクノロジーのプロフェッショナル集団としてデザインとリサーチを架橋し、革新的な開発・社会実装に挑戦しています。

https://synflux.io/

川崎 和也Kawasaki Kazuya

スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/Synflux株式会社 代表取締役 CEO

1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了。専門は、デザインリサーチとファッションデザインの実践的研究。 主な受賞に、第41回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Wired Creative Hack Awardなど。Forbes Japan 30 under 30 2019、WWD JAPAN NEXT LEADERS 2020選出。経済産業省「これからのファッションを考える研究会 ファッション未来研究会」委員。

https://synflux.io/

佐野 虎太郎Sano Kotaro

スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/Synflux株式会社 取締役 CDO

1998年生まれ。コンピュテーショナルデザイン、バイオデザインを応用した新しい衣服の設計手法を思索する研究開発を行う。近年はアルゴリズミックデザインの専門家らと協働し、微分幾何学や進化的アルゴリズムの考え方を応用して身体や環境に最適化する衣服の設計手法の開発に注力している。主な受賞に、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、Wired Creative Hack Awardなど。共編著に『サステナブル・ファッション』(学芸出版社、2022)がある。

https://synflux.io/

岡本 空己Okamoto Hiroki

Synflux株式会社 取締役 CTO

1987年愛知県生まれ。東京理科大学大学院工学研究科建築学専攻および情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科メディア表現専攻修士課程修了。設計事務所株式会社ノイズ勤務を得て建築、写真、グラフィック等様々なバックグラウンドを持つメンバーから成るコレクティブv0id(ヴォイド)として活動。映像制作、インスタレーション展示、インテリアデザイン、ファッションデザイン等領域を横断する活動を行う。主な受賞に、MADD. Award 2019 優秀賞、International Talent Support: ITS 2020 Finalistなど。2021年よりSynfluxに参画。

https://synflux.io/

藤嶋 陽子Fujishima Yoko

ファッション研究者/Synflux株式会社 CCO

1988年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。ロンドン芸術大学Central Saint Martinsにてファッションデザインを学んだ後、ファッションとメディア、日本のファッション産業史を専門に研究。 2019年に株式会社ZOZOテクノロジーズ入社。ZOZO研究所リサーチサイエンティストを経て、「Fashion Tech News」編集長に就任。経済産業省「これからのファッションを考える研究会 ファッション未来研究会」委員。2022年よりSynfluxに参画、立命館大学産業社会学部准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員を兼務。

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企画・制作
Synflux
主催
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]