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植物とAIから考える知性のかたち」
アート・インキュベーション

シンポジウム「Botanical/Artificial Intelligence
植物とAIから考える知性のかたち」

2026.01.25(日)
LIFORK HARAJUKU(渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F)
 
開催日時
2026年1月25日(日)14:00〜16:30(開場:13:30)
会場
LIFORK HARAJUKU(渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F)
定員
80名
参加費
無料
事前申込
事前予約制 ※先着順
申込受付期間
2025年12月12日 14:00〜 ※上限に達し次第受付終了
情報保障支援
文字情報支援(UDトーク)やサポートを希望される方は、予約フォームにご記入、またはCCBT問い合わせ先までご連絡ください。

登壇者:長谷川祐子(キュレーター、美術批評)、岸裕真、ほか

2025年度 CCBTアーティスト・フェロー 岸裕真によるプロジェクト「平行植物園」の関連イベントとして、シンポジウム「Botanical/Artificial Intelligence
植物とAIから考える知性のかたち」を開催!

2025年度CCBTアーティスト・フェローである岸裕真が取り組むプロジェクト「平行植物園」の一環として、生成AIと植物のあいだにひらかれる「知性」のかたちを考えるシンポジウムを開催します。生成AIが言葉やイメージを生み出し続け、人間の創造性のあり方が問い直されている一方で、岸は、脳を持たず、何百万年という時間をかけて環境と応答し続けてきた「植物の知性」にあらためて注目をしています。

本シンポジウムでは、「アート」「テクノロジー」「ボタニー(植物学)」の三つの領域を横断しながら、現代における「知性」の輪郭を引き直していきます。エコロジーとアートに関する展覧会を数多く手掛けてきたキュレーターの長谷川祐子氏をはじめ、テクノロジーや植物学の専門家がゲストに登壇し、植物とAIという二つの“異種の知性”を越境して議論する場をひらきます。

アート・インキュベーション・プログラムを通じて岸が開発中の「BI(Botanical Intelligence)」は、植物のふるまいをインターフェースとして、未知の知性との共創や対話を実験する、アートと研究開発が交差するプラットフォームです。そこで立ち上がる「植物的なインテリジェンス」のイメージは、AIを人間中心の枠組みから解き放ち、環境全体を巻き込んだ知のあり方を構想するための仮説でもあります。本シンポジウムでは、この問いを共有しながら、「人間だけに閉じないインテリジェンス」の姿と、それを前提にした社会・都市・表現の新しいかたちを探ります。

※詳細は後日公開します。

アクセス

LIFORK HARAJUKU(渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F)

原宿駅東口より徒歩1分、明治神宮前〈原宿〉駅2番出口より徒歩1分

プロジェクト「平行植物園


植物的視点から現代の人工知能(AI)を捉え直した、「植物知性(BI・Botanical Intelligence)」を開発するプロジェクト。光・風・土壌などの多元的な環境データを精緻にセンシングし、テキストや音声を出力する「生成BI」の実装を通して、人間・人間以外が共に繁栄できる「コモンズ」の開拓を目指す。完成したシステムはインスタレーション作品として屋外会場にて公開するほか、研究開発の過程では専門家との協働や、シンポジウム、ポッドキャスト等を展開予定。CCBTを拠点に、すべての存在にとっての共有資源である自然から思考し、新しい共栄地帯を発見することに挑む。


CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは

CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。

撮影:手塚 なつめ

岸裕真Kishi Yuma

アーティスト

AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。2023年よりほぼすべての制作において、AIモデル「MaryGPT」がキュレーションを担当。主な活動として、個展「Oracle Womb」(2025年、 √K Contemporary)、参加展覧会「DXP2」(2024年、 金沢21世紀美術館)など。受賞歴に「CAF賞2023」入選など。主な著書に『未知との創造:人類とAIのエイリアン的出会いについて』(誠文堂新光社)がある。

企画・制作
岸裕真
主催
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)