2024年度 CCBTアーティスト・フェローであるMVMNTによるプロジェクト「TOKYO [UN]REAL ESTATE」がSUPER DOMMUNEにてトークを開催!
ゲストには1993年に刊行された東京人のリアルな暮らしを捉えた写真集『TOKYO STYLE』の著者である都築響一氏をお迎えし、CCBTメンターで現”在”美術家の宇川直宏氏とともに、MVMNTが展開する新プロジェクト「TOKYO [UN]REAL ESTATE」の全貌を深掘りします。
CCBTアーティスト・フェローであるMVMNT(ムーブメント)は、東京で暮らす人々の生活空間のデータを募集・収集し、東京の多様なライフスタイルをデジタルアーカイブし、「考現学」の視点から現代社会を考察するプロジェクト「TOKYO (UN)REAL ESTATE」を始動します。
本プロジェクトは、東京の多種多様な住まいと暮らしを3Dスキャンで記録し、等身大の人間らしさを記録・考察することで、現代社会の特質や変化を読み解く「考現学」に取り組むものです。また、収集した3Dデータは、ゲーム、漫画、アニメーションなどにおけるクリエイティブ・アセットとしてオープンソース化し、デジタルアーカイブのあり方と新たな共創の可能性を探求します。これらの成果は、ウェブでの公開およびCCBTでインスタレーションとして発表予定です。
プロジェクトの始動にあたり、SUPER DOMMUNでトークイベントを開催!
ゲストには1993年に刊行された東京人のリアルな暮らしを捉えた写真集『TOKYO STYLE』の著者である都築響一氏をお迎えし、CCBTメンターで現”在”美術家の宇川直宏氏とともに、MVMNTが展開する新プロジェクト「TOKYO [UN]REAL ESTATE」の全貌を深掘りします。
番組内では、3Dスキャン技術を用いた「部屋」のデジタル記録の新しい可能性を議論し、現代社会における物理的空間とデジタル空間の交差点を探求します。あなたも等身大の東京人が暮らすリアルな“TOKYO STYLE”を覗いてみませんか?
開催概要
DOMMUNE x TOKYO [UN]REAL ESTATE 「デジタルで観察する、現”在”のTOKYO STYLE」
日時:2024年12月5日(木)19:00〜21:30
出演:都築 響一(作家|編集者|写真家|『TOKYO STYLE』著者)、宇川 直宏(現”在”美術家)、原 亮介(MVMNT)、瀬賀 未久(MVMNT)、山田 麗音(MVMNT)、岡本 かなは(MVMNT)、sion(MVMNT)、松岡 大雅(studio TRUE)
会場:SUPER DOMMUNE ※スタジオ観覧も可能です(50名限定、先着順、入場無料)
タイムテーブル
19:00-19:05 | 【オープニング】 MVMNT(スペキュラティブ・デザインユニット) ・CCBTアーティストフェロー活動の紹介 ・登壇者の紹介 |
19:05-19:30 | 「TOKYO [UN]REAL ESTATE」の取り組みについて MVMNT(スペキュラティブ・デザインチーム) ・プロジェクトの背景と目指す方向性 ・住まいのデジタル記録の新たな可能性 ・ゲームやマンガなどへの応用の可能性 |
19:30-20:20 | 1993年発刊「TOKYO STYLE」とは何だったのか 都築響一(編集者、写真家、『TOKYO STYLE』著者) ・「TOKYO STYLE」の背景や意図について解説 ・現代の東京をどのように見つめるべきか ・電子版の発刊、「覗き見」と「拡大」デジタル化された観察 |
20:20-21:15 | 部屋の観察をデジタル化することの意義 宇川直宏(現“在”美術家、DOMMUNE主宰)×都築響一(編集者、写真家、『TOKYO STYLE』著者)×MVMNT(スペキュラティブ・デザインチーム) ・GR(ガチ・リアリティ)とは ・部屋の観察や3Dデータ化が現代社会や文化に与える影響について ・物理的な空間とデジタル空間の相互作用について |
21:15-21:25 | お知らせ MVMNT(スペキュラティブ・デザインチーム) ・3Dスキャンの技術紹介と部屋のスキャン方法について ・スキャンが可能なお部屋の募集 |
ゲスト
都築響一
作家、編集者、写真家
1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞。その他『賃貸宇宙UNIVERSE forRENT』(ちくま文庫)、『現代美術場外乱闘』(洋泉社)『珍世界紀行ヨーロッパ編』『夜露死苦現代詩』『珍日本超老伝』(ちくま文庫)『ROADSIDE USA 珍世界紀行アメリカ編』(アスペクト)『東京スナック飲みある記』(ミリオン出版)『東京右半分』(筑摩書房)『圏外編集者』(朝日出版)など著書多数。2012年より個人で有料メールマガジン『ROADSIDERS’ weekly』を毎週水曜日に配信中(http://www.roadsiders.com/)
◆お部屋の3Dデータを募集中!
あなたの暮らしをデジタル不動産に変えてみませんか?
「TOKYO [UN]REAL ESTATE」では、東京のリアルな居住空間を3Dスキャンし、デジタル時代の新しい”不動産”として記録・活用します。
東京に住む皆様の住まいを「ありのままの暮らし」としてデータ化し、その魅力や生活感を未来に残し、さまざまなクリエイティブ領域で活用することで、次世代のクリエイティブへの展開可能性を探求しています。
◆「TOKYO [UN]REAL ESTATE」ポップアップも開催!
お部屋の3Dデータの公開にあわせ「TOKYO [UN]REAL ESTATE」のポップアップを、渋谷のFabCafeにて開催します。
ぜひお立ちよりください。
会期:2024年12月10日(火)〜14日(土)10:00〜20:00
会場:FabCafe(東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア1F)
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」