
概要
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、多様な人々が協働し、アートとデジタルテクノロジーによる創作活動を行う短期集中ワークショップ「Future Ideations Camp」を開催しています。選考を経た20名程度が、思考法を身につける講義、スキルセットをつくるワークショップ、グループワークによる協働制作を複数日にわたって行うほか、トークや成果展示などを一般公開します。
第9回目となる今回は、昨年に引き続き、東京・池袋で開催される舞台芸術祭「秋の隕石」との共同企画プロデュースで、「演劇とテクノロジー」をテーマとします。ディレクターには、演劇作家であり、同芸術祭のアーティスティック・ディレクターである岡田利規氏を迎えるほか、テクノロジー分野の実践者を含む多様な講師・ファシリテーターが参加者の活動に伴走します。
本プログラムでは、演劇を、観客の想像力を通して別の現実(=フィクション)を立ち上げ、まだ存在しない状況や関係性を一時的に共有し、試行する「シミュレーション装置」として捉えます。デジタルテクノロジーをはじめとする現代の技術を、人の想像力を広げるための手段と考えるとき、私たちは演劇そのものや社会のあり方をどのように見つめ直し、新たな可能性を構想することができるのか。 参加者とともに、その実践的方法を探求します。
Future Ideations Camp Vol.9:フィクション←テクノロジー→想像力
開催日:2026年10月10日(土)〜10月13日(火)〈4日間〉
活動報告・成果展示:2026年10月15日(木)〜10月18日(日)
会場:東京芸術劇場 ギャラリー2(5階)

コンセプト
演劇はとても古い表現形式です。数千年前から実践されてきました。でも、数千年前には存在していなかった新しいテクノロジーも演劇を構成する要素に、それも本質的要素に、当然なり得るはずです。
現代的なテクノロジー(たとえば、デジタルテクノロジー)を、一体どのように演劇に取り込めば、演劇の本質的革新が起こるでしょうか? どのようにして演劇は、自らの本質的特性を損なうことなしに、むしろそれまで不可能だった新しいしかたでそれをブーストしてくれるものとして、テクノロジーを用いることができるでしょうか?
今回のキャンプでは演劇を、観客の想像力の関与に依るところの大きいしかたでフィクションを成立させることに長けた表現形式である、ということにフォーカスして扱います。
現在のテクノロジーによってブーストされた演劇的想像力は、現在の社会を新鮮に捉えたり創造的に批評し変革する可能性をより大きく孕んだものとなりうるでしょうか? なりうるはずです!
新しいテクノロジーを活用しているから新しい演劇である、というのでは、不充分です。数千年前の人びとがおもってもいなかったようなしかたで、でもその人たちだってきっとうすうす感じ取っていたには違いない演劇のポテンシャルを、新しいテクノロジーによって顕在化してみせること。それがこのキャンプの野心です。
演劇的想像力が社会に絡みついていく。そのことが新しいテクノロジーによってパワフルに実現している。ゆえにこれは確かに新しい演劇である——そんな演劇の萌芽の瞬間に立ち会うことを夢見て、CCBTと秋の隕石の協働によるこのキャンプは、今年も開催されます。
岡田利規
成果展示
参加者

稲垣友亮
大学院生

On
メディアアーティスト、クリエイティブ・テクノロジスト

貝ヶ石奈美
ダンサー

閑歳孝子
エンジニア、起業家

Koki Sakakihara
アーティスト、1人テニス音楽劇

佐藤博太郎
テクニカルディレクター

薛天楽
大学院研究生

J.uuu.N
アーティスト、クリエイティブプロデューサー

菅原幸大
アーティスト

高口聖菜
大学院生

武村ちさと
大学生

田中有加莉
アーティスト

遅亦周
舞台美術デザイナー

辻村アレクシ健
大学院生

永田莉紗
大学院生

橋詰明璃
演出家 / 俳優

古川路
俳優

三好修司
大学生

八木勇城
大学生

谷津源輝(やつげんき)
芸術学専攻、リサーチャー

山本桐依
大学院生

吉田慧悟
アーティスト

林文萱
キュレーター

watakou
舞台映像家
プログラムディレクター
講師・ファシリテーター
スタッフ
- プログラム・ディレクション
- 伊藤隆之(CCBT)、伊藤遥(CCBT)
- プログラム・マネジメント
- 伊藤遥(CCBT)、稲田駿平(CCBT)、大塚侑子(秋の隕石)、土井美侑(CCBT)
- テクニカル・ディレクション
- 木村悠介(arsaffix)
- テクニカル・ディレクション補佐
- 田中小太郎(arsaffix)
- テクニカル・スタッフ
- イトウユウヤ(arsaffix)、稲田駿平(CCBT)、佐藤瞭太郎(arsaffix)、シンカギ(CCBT)、羽田光佐(arsaffix)、平瀬ミキ(arsaffix)
- 運営
- 林慶一(オノコロ)、冠那菜奈(オノコロ)、奥村圭二郎(オノコロ)、森唯杏(オノコロ)
- テキスト執筆・編集
- 山本浩貴(いぬのせなか座)
- 記録撮影
- 今井竜也、斉藤純平、土井美侑(CCBT)
- デザイン
- 佐々木俊(AYOND)
- 英語に関する全て
- 佐野明子
舞台芸術祭「秋の隕石2026東京」

豊島区池袋の東京芸術劇場を中心に開催される舞台芸術祭「秋の隕石」。演劇作家・小説家であり、2026年度より東京芸術劇場舞台芸術部門芸術監督に就任した岡田利規がアーティスティック・ディレクターを務め、「新たな芸術の創造」「海外発信」「人材育成」を主要なミッションに掲げる。今、ここ、にある日本と世界の舞台芸術表現が、より身近なもの、自分と直接接続し腑に落ちるものとして捉えられるような、さまざまな現実の姿に気づき、あらたな視点でこの世界を捉え直すことができるような機会を創り出す。2026年度は、国内・海外の多様な舞台芸術作品13演目による「上演プログラム」、レクチャーやワークショップなどの「上演じゃないプログラム」、その両方を支える「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」の3つを展開する。
https://autumnmeteorite.jp/
主催:東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
共催:豊島区
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
ゴールドスポンサー:アサヒグループジャパン株式会社
シルバースポンサー:東武鉄道株式会社、三菱地所株式会社
ブロンズスポンサー:株式会社イープラス、株式会社ローソンエンタテインメント(五十音順)
メディアパートナー:Tokyo Art Beat

企画・制作 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、舞台芸術祭「秋の隕石」
主催 東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)、東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕






