暇をつぶす

メンバー
閑歳孝子、J.uuu.N、武村ちさと、辻村アレクシ健、谷津源輝
暇つぶしってなんだろう。
暇つぶしには、目的があるのか。達成できるものなのか。
人は目的を達成するために、モノに機能を与え、それをテクノロジーと呼んできた。
では、人は自らが創り出したモノを本当に操作できているのか。
あるいは、操作しているつもりになっているだけなのか。
ここでは光や音、動き、それらを担うモノがある。
でもそれは、一般的に想像されるのとは異なる役割を果たしている。
はたしてそこには何があるのだろうか。
目の前で起こる現象について、想像力を働かせることは暇つぶしなのかもしれない。
惑星をプールする

メンバー
Koki Sakakihara、佐藤博太郎、高口聖菜 、橋詰明璃 、吉田慧悟
フィクションには現実と異なるリアリティがある。では、フィクションをさらにもう一度フィクションにすると、そこに生まれるものは何だろうか。
小惑星はテクノロジーの最先端にある存在である。人は多くのテクノロジーを費やしてそこに辿り着こうとし、そこから新たなテクノロジーを得ようとしてきた。一方で、時に世俗的な命名がされ、そこへの探索が親しみの持てる物語として広く共有されもする。
それをモチーフにすることで、いくつかのフィクションをさらに立ち上げてみる。観測された写真をもとに生み出した小惑星を3Dプリンターで出力し、その構造物を用いて歌や装置、言葉や身体を展開する。
こうしたいわば「フィクションの再フィクション化」を通じて感じられてくる奇妙な面白さを体感してほしい。
PLAY

メンバー
稲垣友亮 、On、薛天楽 、永田莉紗 、古川路
石は、ただ石そのものだ。
けれど私たち人間は、どれだけ努力しても、人間の視点で石を認識することから逃れられない。石は、いつも何かに見立てられ、さまざまな意味が与えられてきた。
この作品では、人間が石に意味を与えていく過程を再現したい。そのために、石たちをお招きした。石たちが演じる(play)なかで、皆さんも、石たちと一緒に遊んでほしい(play)。
テーブルに投影された枠には役名が書かれている。石を動かし、組み合わせて、その役をつくってみる。
この一連の過程が、石と人の辿ってきた歴史そのものの演技かもしれない。
蠢く(うごめく)

メンバー
菅原幸大 、田中有加莉、遅亦周 、三好修司
私たちは数日間、ひとつの小さな動くものと過ごしてきた。
それは何も喋らない。それでも、その動きや音から、何かを受け取っていたのかもしれない。立ち止まるとき、ふいに向きを変えるとき、そこに何かを感じた。
私と、私ではないもの。わかり合えるとは限らない。ただ、その音に耳をすませている。
いま、ここにあるのは、小さな足跡とかすかな音だけ。
あなたには、何が歩いているように見えるだろうか。
オルタナティブイス

メンバー
貝ヶ石奈美、八木勇城 、山本桐依 、林文萱、watakou
公園や広場のようなパブリックスペースに座ると、都市のなかに小さなプライベートスペースが生まれる。
しかしそのあわいは、あまりに脆い。隣に誰かが座れば伝わる体温、どこかから聞こえくる音。
気配に触れられた身体は揺らぎ、私と他者のあわいが少しずつ押し広げられていく。立ち去ることも追い払うこともできない椅子の上で、介入されると同時に介入してもいる、関係性のせめぎあいに身を置く。プライベートは共存するのか。体験者もまた、誰かにとっての他者かもしれない。
立ち上がったあとに残るのは、誰のものともつかない痕跡だけ。次にパブリックスペースで腰を下ろすとき、隣の席との関係は、どのようになっているだろうか。