2023年度 CCBTアーティスト・フェローであるcontact Gonzoによる、新作パフォーマンス公演を開催!「皮膚/スキン」に注目した様々なリサーチを経た本作は、contact Gonzoのパフォーマンス内における衝撃を鑑賞者も体感。パフォーマーと鑑賞者が、それぞれの皮膚を介して感覚を共有することに挑みます。
ビンタはスキンランドへの入口
シバきまくって全員を引きずり込む
2023年度のCCBTアーティスト・フェローとして、contact Gonzoは「皮膚/スキン」をテーマに、その仕組みを多角的に探求し、新作パフォーマンス作品を制作するプロジェクト「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」を展開しています。
本プロジェクトでは、身体の接触とそこから起こる反応を軸に作品を制作してきたcontact Gonzoが、「皮膚/スキン」に関するリサーチを経て、皮膚が「外からの情報を微細に受け取る感覚器官」であり、さらに「情報を自ら発信するインターフェース」であることに着目しました。
本作では、皮膚が有するこれらの機能をパフォーマンスに接続し、さらには、contact Gonzoがパフォーマンス内で感じる痛みや衝撃の感覚を「観る」だけでなく、鑑賞者も皮膚を通じて非接触的に「体感する」、つまり感覚を「共有する」ことに挑みます。
新作公演では、今回新たに制作した、人と人との接触やその速度・圧などの情報を電気信号化する複数のオリジナルデバイスを身体に装着してパフォーマンスを行います。これにより、contact Gonzoが皮膚を通じて得ている/発信している肉体的体験や感覚を超増幅させ、会場に設置された8台の巨大なウーファー(重低音スピーカー)により音圧として拡散し、鑑賞者の視聴覚に留まらないフィジカルな感覚に訴えます。
「感覚共有」のcontact Gonzo的解釈を、文字通りビリビリ、ヒリヒリ、全身でお楽しみください。
開催概要
公演日時:2024年3月1日(金)19:30(19:00開場)
3月2日(土)15:30(15:00開場)*アフタートーク有
3月3日(日)15:30(15:00開場)
※各回60分程度を予定
※3月2日(土)公演後、クリエーションチームによるアフタートークを行います
登壇:contact Gonzo、津田和俊(コンセプトサポート)、稲福孝信(デバイス設計)、伊藤隆之(CCBT)
会場:ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区猿楽町29-10ヒルサイドテラス内)
参加無料
定員:各回100名 ※事前申込制、先着順
申込方法:→定員に達したため受付を終了しました下記、留意事項をご確認の上、応募フォーム(Peatix)よりお申し込みください。
申込締切:2024年1月30日(火)〜定員に達し次第受付終了
留意事項
・本公演では、ウーファー(重低音スピーカー)8台を使用した100dBを超える大きな重低音(低周波)を公演中継続して使用します*。心臓の弱い方やペースメーカーをご使用の方、妊娠中の方、小さなお子様など、身体的な影響が懸念される方は参加をご遠慮ください。
*100dB以上の音量の例には、電車の通るガード下、自動車のクラクションなどが挙げられます。加えて、重低音による空気の振動が発生し、和太鼓の演奏を近距離で聞くことに似た体感があります。
・本公演では、写真・映像の撮影が予定されており、お客様が映り込む場合があります。本公演で撮影する写真・映像の使用範囲は主催者による記録及び広報活動のほか、アーティスト・フェロー(contact Gonzo)および取材団体などの公式インターネット媒体、SNS、及び、外部メディア(新聞、テレビ、雑誌等)が含まれます。
アクセス
ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区猿楽町29-10ヒルサイドテラス内)
東急東横線「代官山駅」徒歩3分
東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒駅」徒歩7分
JR山手線・JR埼京線・地下鉄日比谷線「恵比寿駅」徒歩10分
クレジット
出演・コンセプト:contact Gonzo(塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZE)
コンセプトサポート:津田和俊
舞台監督:河内崇
音響設計:西川文章
音響オペレート:溝口紘美(ナンシー)
デバイス設計:稲福孝信
照明デザイン:contact Gonzo
テクニカルサポート:伊藤隆之(CCBT)
ビジュアルデザイン・衣装:小池アイ子
ドローイングアーカイブ:NAZE
制作・進行管理:林慶一、岩中可南子、島田芽生(CCBT)
協力:happy freak
contact Gonzo
「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」とは
体全体を覆う触覚を司る器官であり、他者との境界・接触点である「皮膚/スキン」について、改めてその仕組みを多角的に探求し、新たなパフォーマンス作品を制作するプロジェクト。パフォーマンス作品としての発表とあわせて、リサーチや実験のアーカイブ公開、専門家を招いたオープンレクチャー等を実施。また、触覚を再現するデバイス開発により、共有可能な接触交感的パフォーマンスを目指します。「接触で起きる痛みとは何か」など、触れるという行為が持つ情報の理解とその共有を試みます。
CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。
詳細ページ:CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」