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CCBT×恵比寿映像祭2024連携事業

CCBT×恵比寿映像祭2024 スペシャルトークセッション「Poems in Code——ジェネラティブ・アートの現在」

2024.02.03(土)
東京都写真美術館 1F ホール
 
開催日時
2024年2月3日(土)15:00〜17:00
会場
東京都写真美術館 1F ホール
観覧料
無料

CCBTと恵比寿映像祭2024が連携し、ジェネラティブ・アート作品の特別プログラムの屋外上映を開催。
映像言語としてのプログラミング、アルゴリズムが織りなす多彩な表現を紹介する本プログラムに関連し、国際的に活躍する2名のアーティストによるトークを開催。

個人によるコードの表現で、公共地となるメディアを回帰する

■開催概要
恵比寿映像祭2024 スペシャルトークセッション「Poems in Code——ジェネラティブ・アートの現在」
日時:2024年2月3日(土)15:00-17:00
出演:セオ・ヒョジョン(アーティスト/CCBT未来提案型キャンプ第1回講師)、高尾俊介(アーティスト/ジェネラティブアート振興財団/CCBT未来提案型キャンプ第2回プログラムディレクター)
モデレーター:廣田ふみ(シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT])
会場:東京都写真美術館1Fホール
入場無料  ※申込不要


恵比寿映像祭2024のオフサイト展示として開催するジェネラティブ・アート作品の特別プログラム「Poems in Code——ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映像」に関連し、本プログラムのディレクターである、アーティストのセオ・ヒョジョン氏と高尾俊介氏によるスペシャルトークを開催。
国内外のパイオニア12組と、CCBTのキャンプ参加者による新進の作品を同時にラインナップした本プログラム。本トークでは、コンピューターによるコードの表現にある歴史や、ジェネラティブ・アートとNFTアートの潮流を背景に、上映作家について高尾俊介氏より解説。さらに、アーティストのセオ・ヒョジョン氏からは、国際的なフェスティバルや海外の都市における、サイネージを活用した作品展開の最新事例を紹介します。国際的に活躍するお二人の話から、個人/コミュニティの表現としてのコードと、都市空間をリデザインする映像メディアとしてのサイネージ、この二つのテーマを考えます。

CCBT×恵比寿映像祭2024
「Poems in Code——ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映像」

本プログラムは、CCBTのコアプログラムのひとつである「未来提案型キャンプ(Future Ideations Camp)」の構想を発展させ、恵比寿映像祭2024との連携により実現するものです。CCBTにおけるキャンププログラムでは、第1回はコンピューテーショナルデザインを、第2回はブロックチェーンの仕組みをテーマに、参加者・講師約40名での協働制作を行ないました。ここで扱われたコンピューターによる創作活動と、スマートコントラクトをはじめとしたブロックチェーンの関連技術は、個人およびコミュニティの希求をコードとして保存・実行が可能な手法・仕組みを有しています。また、ブロックチェーンを中心的な技術とするDAO(分散型自律組織)やNFT(非代替性トークン)は、アートの新たなエコシステムや表現動向を生み出す契機としても注目されています。今回のプログラムでは、恵比寿映像祭のタイトル「Art & Alternative Visions」のひとつの動向として、Web3.0に向けて発展するコンピューターによる表現を紹介するものです。
また、第1回のキャンプでは、都市空間をリデザインする映像メディア、個人/コミュニティの表現の場としてのサイネージの活用を課題としました。恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場に約4mの⼤型ビジョンを設置する本プログラムは、コンピューターによるデザインを通じ、大規模な広告投資と情報発信を行う都市のサイネージに対し、市民・アーティストが自ら発信する「公共地としてのビジョン」を提案するものでもあります。

恵比寿映像祭2024 オフサイト展示
「Poems in Code−ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映像」

会期:2024年2月2日(金)~2月18日(日)10:00-20:00(最終日は18:00まで)
※月曜休館〈ただし12日(月・振休)は開館し、13日(火)休館〉
会場:恵比寿ガーデンプレイス センター広場  料金:無料

企画:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
プログラムディレクション:セオ・ヒョジョン(アーティスト/CCBT未来提案型キャンプ第1回講師)、高尾俊介(アーティスト/ジェネラティブアート振興財団/CCBT未来提案型キャンプ第2回プログラムディレクター)

セオ・ヒョジョンSeo Hyo-jung

アーティスト、Samsung Art & Design Institute 教授

メディアテクノロジーと身の周りの物を融合させ、日常に新しい視点をもたらすインスタレーションやパフォーマンスを制作する。メディアリテラシー教育への関心から、クリエイティブ・コンピューティングの授業を通じてコーディングの様々な可能性を追求しており、当該分野における多数のプロジェクトに携わる。最近では、アルゴリズムによってイメージを生成するジェネラティブ・アートの表現を主なテーマとし、鑑賞者の様々な感情や反応を喚起するユニークで動的なビジュアル作品を展開している。

https://www.instagram.com/seohyo/

高尾 俊介Takawo Shunsuke

アーティスト、ジェネラティブアート振興財団代表理事

1981年熊本県生まれ、兵庫県在住。2019年より、日記のように毎日プログラムを書く習慣としてデイリーコーディングを提唱している。21年、NFTアートプロジェクト「Generativemasks」を発表。1万点のプログラムから生成されるNFTが世界的に注目を集め、発売から2時間で1万個が完売した。このアーティスト収益から、ジェネラティブアート振興財団を設立・現在は作品発表と並行して、アルゴリズムと計算の芸術であるジェネラティブアートの普及啓発活動に従事している。甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授。

https://cenkhor.org
企画・制作
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
主催
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
共催
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]