アート、テクノロジー、デザインの多様なトピックを学ぶCCBT Meetupプログラム。
令和5年度の第1弾のテーマは、「デジタル公民館」。新しい年度での活動に向けて、CCBTの未来について参加者のみなさまとともに考えます。
CCBTは、昨年(2022年)の10月23日に開設以降、さまざまなプログラムを開催し、国内外のクリエイターや市民、学生を含めたゆるやかなつながりが生まれています。CCBTのオーブニング・イベントを飾った明和電機・土佐社長は記念すべきMeetupトークにおいて、CCBTを「CCBTは、デジタル公民館」と表現しました。「公民館」とは、地域住民にとって身近な学習や創作・文化活動の拠点施設です。CCBT も同様に、デジタルクリエイティブを中心に、アートやテクノロジー、デザインをテーマにした様々なプログラム体験ができる誰にでも開かれた施設としてオープンしました。さらにそうした体験を通じて、アーティストやクリエイターだけでなく、子供から大人まで参加するすべての市民(シビック)の創造性(クリエイティブ)を喚起する拠点となることを目指しています。
CCBTはデジタル公民館としていかにコミュニティを形成できるのでしょうか。そんな自問自答に対し、2名のゲストを迎え、答えを導くアイデアをもらいます。
ひとりは、両国・森下に私設公民館「喫茶ランドリー」を開設した、株式会社グランドレベルの田中元子氏。グランド・レベル(1階)をテーマにまちづくりに取り組んでいます。もうひとりは、ミュージアム・エデュケーターの会田大也氏。山口情報芸術センター[YCAM]やあいちトリエンナーレのラーニング・プログラムを手がけてきました。おふたりのこれまでの活動を紹介するとともに、参加や関係づくりのデザインや、クリエイティブ拠点におけるコミュニティづくりの工夫、課題について報告いただきます。
その上で、CCBT開設を所管したアーツカウンシル東京の佐々木とともに、デジタルテクノロジーと創造性を軸に、グランドレベルとアンダーグラウンドをいかにつないでいくか、その仕掛けづくりと展開についてディスカッションをします。
開所半年を迎え新たな年度がスタートした今、CCBTのこれまでの活動をふりかえりながら、公民館という施設の初志を念頭に、「デジタル公民館」としてのCCBTのこれから先の可能性を、参加者のみなさまともに考えていきます。
◆プログラム構成
報告1: 公民館の初志から考える拠点運営(佐々木秀彦)
報告2: 私設公民館「喫茶ランドリー」のコミュニケーション・デザイン(田中元子氏)
報告3:デジタル・クリエイティブ拠点のコミュニティづくり(会田大也氏)
パネルディスカッション:「シビック・クリエイティブとコミュニティ形成」
※終了後、登壇者と参加者のネットワーキングを目指す交流会を予定しています。