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CCBT Meetup 016

「CCBTは、デジタル公民館?」クリエイティブ拠点のコミュニティづくり

2023.04.21(金)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
開催日時
2023年4月21日(金)午後7時から午後9時(終了後、交流会あり)
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
定員
60名
観覧料
無料
申込受付期間
事前申込不要

※文字情報支援(UDトーク)など情報保障支援やサポートを希望される方は、CCBTお問い合わせ先までご連絡ください。

アート、テクノロジー、デザインの多様なトピックを学ぶCCBT Meetupプログラム。
令和5年度の第1弾のテーマは、「デジタル公民館」。新しい年度での活動に向けて、CCBTの未来について参加者のみなさまとともに考えます。

CCBTは、昨年(2022年)の10月23日に開設以降、さまざまなプログラムを開催し、国内外のクリエイターや市民、学生を含めたゆるやかなつながりが生まれています。CCBTのオーブニング・イベントを飾った明和電機・土佐社長は記念すべきMeetupトークにおいて、CCBTを「CCBTは、デジタル公民館」と表現しました。「公民館」とは、地域住民にとって身近な学習や創作・文化活動の拠点施設です。CCBT も同様に、デジタルクリエイティブを中心に、アートやテクノロジー、デザインをテーマにした様々なプログラム体験ができる誰にでも開かれた施設としてオープンしました。さらにそうした体験を通じて、アーティストやクリエイターだけでなく、子供から大人まで参加するすべての市民(シビック)の創造性(クリエイティブ)を喚起する拠点となることを目指しています。

CCBTはデジタル公民館としていかにコミュニティを形成できるのでしょうか。そんな自問自答に対し、2名のゲストを迎え、答えを導くアイデアをもらいます。
ひとりは、両国・森下に私設公民館「喫茶ランドリー」を開設した、株式会社グランドレベルの田中元子氏。グランド・レベル(1階)をテーマにまちづくりに取り組んでいます。もうひとりは、ミュージアム・エデュケーターの会田大也氏。山口情報芸術センター[YCAM]やあいちトリエンナーレのラーニング・プログラムを手がけてきました。おふたりのこれまでの活動を紹介するとともに、参加や関係づくりのデザインや、クリエイティブ拠点におけるコミュニティづくりの工夫、課題について報告いただきます。
その上で、CCBT開設を所管したアーツカウンシル東京の佐々木とともに、デジタルテクノロジーと創造性を軸に、グランドレベルとアンダーグラウンドをいかにつないでいくか、その仕掛けづくりと展開についてディスカッションをします。

開所半年を迎え新たな年度がスタートした今、CCBTのこれまでの活動をふりかえりながら、公民館という施設の初志を念頭に、「デジタル公民館」としてのCCBTのこれから先の可能性を、参加者のみなさまともに考えていきます。

◆プログラム構成
報告1: 公民館の初志から考える拠点運営(佐々木秀彦)
報告2: 私設公民館「喫茶ランドリー」のコミュニケーション・デザイン(田中元子氏)
報告3:デジタル・クリエイティブ拠点のコミュニティづくり(会田大也氏)
パネルディスカッション:「シビック・クリエイティブとコミュニティ形成」
※終了後、登壇者と参加者のネットワーキングを目指す交流会を予定しています。

田中元子氏プロフィール写真
Photo: Miki Chishaki

田中 元子Tanaka Motoko

株式会社グランドレベル代表取締役社長

建築コミュニケーターとして、建築関係のメディアづくりに従事。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーに、株式会社グランドレベルを設立。空間・施設・まちづくりのコンサルティングやプロデュースなどを全国で手がける。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(2017年、晶文社)、『1階革命』(2022年、晶文社)。

http://glevel.jp

会田 大也Aida Daiya

ミュージアム・エデュケーター

1976年生まれ。ミュージアム・エデュケーター。東京造形大学、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修了。ミュージアムにおけるリテラシー教育や美術教育、地域プロジェクト、企業における人材開発等の分野で、ワークショップやファシリテーションの手法を用いて「学校の外の教育」を実践してきた。一連の担当企画にてキッズデザイン大賞や、文化庁メディア芸術祭、グッドデザイン賞などを受賞。東京大学大学院GCL特任助教、あいちトリエンナーレキュレーター(ラーニング)などを経て、2019年より山口情報芸術センター[YCAM]学芸普及課長。合同会社the paper 代表社員。

佐々木 秀彦Sasaki Hidehiko

アーツカウンシル東京企画部企画課長

江戸東京博物館、江戸東京たてもの園、東京都美術館の学芸員を経て現職。東京都歴史文化財団の経営企画に従事し、CCBTの開設を所管。専門は文化施設論、文化資源論。ソーシャル・キュレーションの視点で、国や自治体の文化施策、文化施設の運営に関わる。文化審議会博物館部会委員。著書に『コミュニティ・ミュージアムへー「江戸東京たてもの園」再生の現場から』(2013年、岩波書店)。

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団