AIを起点に人間とテクノロジーのこれからの関係性について検討する、未来提案型キャンプ「Future Ideations Camp Vol.5:AIは生命になり得るか?」では、2日目(1/26)にミートアップを開催します。イギリスから来日する講師陣に加え、キャンプの参加者も登壇。終了後には交流会も行います。どなたでもお気軽にお越しください。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、多様な人々が協働し、アートとデジタルテクノロジーによる創作活動を行う短期集中ワークショップ「未来提案型キャンプ」を開催しています。第5回目の開催となる今回のキャンプでは、「人工知能(AI)」を起点として「自律性」をキーワードに、人間とテクノロジーのこれからの関係性について「人工生命(ALife)」のプラクティスを参照しながら考え、提案します。
キャンプVol.5の2日目に開催される本ミートアップでは、アーティスト、デザイナー、エンジニア、研究者など多彩なキャンプ参加者から3名、そして、講師/ファシリテーターとしてイギリスのラボ型文化拠点・Watershedから来日する2名が登壇し、プログラムを通して探求する「AIは生命になり得るか?」さらには「なるべきか?」という問いについて、それぞれが有する専門性・視点から「ぺちゃくちゃ(※)」形式でプレゼンテーションを行います。
会の後半では、キャンプVol.5のディレクターである升森敦⼠、土井樹も加わりディスカッションを行い、各自の思想や考えの背景に存在する地理、歴史、文化等の違い/共通点を明らかにしながら、AIやこれから生命になり得るかもしれない人工システムとの共生を見据え、どのような未来を描くことができるかを共に考えます。
さらに、ミートアップ終了後には交流会を行います。どなたでもお気軽にお越しください。
※「ぺちゃくちゃ」とは、20枚のスライドを1枚あたり20秒でプレゼンテーションを行う形式を指します。
タイムライン(予定)
19:30〜19:40
イントロダクション:「Future Ideations Camp Vol.5:AIは生命になり得るか?」とは?
19:40〜20:20 プレゼンテーション
登壇者:
マルティン・オリーリ(スタジオ・コミュニティ責任者/Pervasive Media Studio)
レイチェル・スミス(アーティスト、ソフトウェアエンジニア、クリエイティブテクノロジスト)
加藤優(エンジニア、クリエータ/dot-hzm)
坂本香子(宇宙戦略本部長/株式会社スペースデータ)
林祐輔(研究者、AIアライメントネットワーク理事)
20:20〜21:00 ディスカッション:「AIは生命になり得るか?なるべきか?」
登壇者:上記プレゼンターに加え、
升森敦⼠(人工生命研究者、東京大学大学院特任研究員/Alternative Machine Inc. 代表取締役)
土井樹(Alternative Machine Inc. シニアリサーチャー、学術博士)
21:00〜22:00 交流会
Watershed(ブリストル、イギリス)
領域横断的にアートを展開するイギリス有数の芸術組織で、40年以上にわたってイノベーションと挑戦を実践し続けている。ヨーロッパでも屈指の、また南西イングランドで唯一マルチスクリーンを備えたインディペンデントな文化映画館であり、ロンドン以外で年間を通じて世界中の映画が鑑賞できる数少ない施設のひとつでもある。
2008年に「Pervasive Media Studio」を設立、その共同的創造活動の精神は、国際的な評価を高めネットワークを広げている。エクスペリエンスデザインとクリエイティブテクノロジーを研究する100名以上の優れたアーティスト、クリエイティブ系企業、技術者、学者から成るコミュニティ向けにスペースを提供。遊びやロボット工学、サイト・スペシフィック・メディア、食、コネクテッド・オブジェクト、インタラクティブ・ドキュメンタリーや新形態のパフォーマンスなど多岐にわたる文化的・商業的プロジェクトを展開している。