ホーム / イベント / CCBT Meetup「ステラーク×contact Gonzoー身体の拡張と肉体の衝突」

CCBT Meetup「ステラーク×contact Gonzoー身体の拡張と肉体の衝突」

2024.02.18(日)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
 
開催日時
2024年2月18日(日)13:00-15:00(開場12:30)
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
参加費
無料
事前申込
不要
情報保障支援
日英同時通訳有

身体の拡張と肉体の衝突… 自らの身体的経験をパフォーマンス/アート表現として開示する、ステラークとcontact Gonzoの対談が実現!
巨匠・ステラークの70年代からの実践とコンタクト・ゴンゾの活動を通して、「身体×アート」による感覚の共有、メディウムとしての身体を改めて探求する。

※登壇者が一部変更となりました(2月16日)

痛みや衝撃の感覚を、体験者=メディウムとなって拡張・共有する2組のパフォーマンスアーティストが集結

開催概要
CCBT Meetup「ステラーク×contact Gonzoー身体の拡張と肉体の衝突」
日時:2024年2月18日(日)13:00-15:00(開場12:30)
登壇:ステラーク(パフォーマンスアーティスト)
contact Gonzo(パフォーマンスユニット)、南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授)
入場無料  ※申込不要

CCBTと慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科との提携事業「共振 KYOSHIN – 心臓・筋肉・呼吸のイヴェント」にあわせ、パフォーマンスアーティスト・ステラークとcontact Gonzoによるトークイベントを開催します。
ステラークは、1970年代より、自らの肉体を吊り下げるパフォーマンス、「第三の手」「拡張された腕」「六足歩行ロボット」「腕にある耳」等により身体を拡張し、その自らの感覚と変化をパフォーマンスとして提示してきたアーティストです。今回のイベントでは、自らの肉体を通じて身体の可能性を示し続けてきたステラークが、サイバネティック・アバターという新たな身体拡張の概念を提示し研究を行う慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の研究チームとのコラボレーションを通じて、人の感覚や情動がデジタルテクノロジーと繋がる時代の新たな身体の可能性を探求します。
一方、CCBTの2023年度のアーティスト・フェローであり、身体の接触を通じた独自の方法論でパフォーマンスを行ってきたcontact Gonzoは、2024年3月開催の新作公演「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」で、痛みや衝撃の感覚を観客と共有することに挑戦しています。
世代の異なるこの2組によるパフォーマンスには、いずれも自らが体験者=メディウムとなることで、その身体的経験と感覚を他者へと喚起する表現がみえてきます。本トークイベントでは、人間の身体能力、認知能力、知覚能力の拡張を試みるステラークと、自らの痛みや衝撃の感覚を他者へと共有しようとするcontactGonzoの新作から、身体とアートを通じた感覚の共有、その実践と可能性を探求します。さらに、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)による研究も紹介。メタバースをはじめとする情報環境の進展に伴い、物理世界とバーチャル空間が共存する新しい身体への注目が集まる昨今、他者と共有する/自らを拡張する、メディウムとしての身体を改めて考えていきます。

ステラークStelarc

パフォーマンスアーティスト

オーストラリア出身のパフォーマンスアーティスト。1970年代に約19年間、日本に居住して活動。バイオテクノロジー、メディカル・イメージング、人工物やロボット工学等を包括し、身体の具現化と媒介、アイデンティティ、ポストヒューマン等の問題を問うような作品を50年以上に渡り制作している。代表作は日本のロボット工学者と共同制作し1980年に完成した「第三の手 Third Hand」。また、インターネットへの接続を可能とする電子拡張された耳を自身の腕に幹細胞を埋め込んだ「腕にある耳 Ear on Arm」を外科的に構築し、2010年には「プリ・アルスエレクトロニカ」ハイブリッドアート部門のゴールデンニカ(大賞)を受賞。近年もリモート・インタラクションを取り入れた大型作品等、精力的に新作に取り組んでいる。

http://stelarc.org/https://twitter.com/Stelarc_agent
Photo by Lieko Shiga

contact Gonzocontact Gonzo

パフォーマンスユニット

様々な都市空間で即興的なパフォーマンスを繰り広げつつ、映像や写真作品を制作。2007年「吉原治良賞記念アートプロジェクト」に参加以降、現代美術の分野でも注目され、多くの国際展や芸術祭などに参加。現メンバーはNAZE、松見拓也、三ヶ尻敬悟、塚原悠也の4人。パフォーマンス、インスタレーション、マガジンの発行、メルカリでの作品販売、思い付きの発想をそのまま試すパフォーマンスフェス「The Avalanche Festival」の不定期開催など多岐にわたる活動を展開。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/19WQPqTo167STul3jNWa3pJFXT33U1hQGYjONwQ5kk8M/edit?usp=sharing

南澤 孝太Minamizawa Kouta

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授

科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業、Cybernetic being Project プロジェクトマネージャー。2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・創造・拡張する「身体性メディア」「サイバネティック・アバター」の研究開発と社会実装、触覚デザインの普及展開を推進。

http://embodiedmedia.org
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]