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05 身体言語探索ラボ「KINEOTYPE CREATE」メンバー募集

会期      2026年9月22日(火)〜2027年1月末(予定)
会場      シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、5005(東京都台東区谷中3丁目24−1 野口ビル1-A)、ほか
対象      18歳以上
定員      10名程度
参加費     無料
申込受付期間  2026年8月17日(月)〜9月6日(日)厳守

2026年度CCBTアーティスト・フェロー05(牧原依里+和田夏実)によるプロジェクト「KINEOTYPE」の一環として、共に共通身体言語を探るラボ活動「KINEOTYPE CREATE(キネオタイプ・クリエイト)」のメンバーを募集します!

2026年度CCBTアーティスト・フェロー05(牧原依里+和田夏実)によるプロジェクト「KINEOTYPE」では、身振り・動作・視線・距離・リズムといった身体的な表現をもとに、異なる文化・言語・身体経験を持つ人々が互いに伝え合うための共通言語を探り、身振りによる世界共通の言語ツールを開発する試みとして「Kinetic System Of Typographic Picture Exchange / 動きによる図像交換体系(KINEOTYPE)」の制作に取り組みます。

プロジェクトの始動にあたり、一人ひとりの頭の中の世界(思考表象)、相手に伝えるためのシグナル、仕草や動き、身振りや伝え方の探求・実験をしながら、共に「KINEOTYPE」を作っていくためのクローズドラボ「KINEOTYPE CREATE(キネオタイプ・クリエイト)」のメンバーを募集します。
本ラボでは、異なる前提を持つ人が同じ場に集まることを起点として共通言語や表現を探っていくことから、外国にルーツのある方、手話話者の方、触覚で世界を捉える方など、多様な身体や文化を背景に持つ方を積極的に募集します。

プロジェクト「KINEOTYPE」では、1月下旬に成果発表として、展覧会と参加型イマーシブシアターの開催を予定しており、本ラボ活動に参加されたみなさんとともに、それらを作り上げます。
頭の中や身体のことを考え・実験しながら、「KINEOTYPE」をつくりだす取り組みにぜひ参加してみませんか?

みなさまのご応募をお待ちしています!

KINEOTYPE とは

KINEOTYPEは、ISOTYPE(International System Of Typographic Picture Education)から着想を得た、身体の動きによる新しい図像交換体系です。
ISOTYPEが、文化や習慣、社会の構造を図像によって視覚的に説明しようとしたように、KINEOTYPEは、身振り・動作・視線・距離・リズムといった身体的な表現をもとに、異なる文化・言語・身体経験を持つ人々が互いに伝え合うための共通言語を探ります。
ここで目指すのは、あらかじめ完成された「世界共通語」ではありません。むしろ、何も共有していない者同士が出会ったとき、その場で発明され、試され、変奏される、仮設的で身体的な共通言語です。


05(牧原依里+和田夏実)

参考:過去に5005で行ったディスカッションの様子 撮影:加藤甫
参考:05によるフィールドリサーチの様子 撮影:牧原依里

05 牧原依里による「KINEOTYPE CREATE」の手話解説

「KINEOTYPE CREATE」カリキュラム(予定・随時更新)

応募要項

受付期間:2026年8月17日(月)〜9月6日(日)厳守
募集人数:10名程度
年齢:18才以上
*本プロジェクトでは、写真・映像撮影のほか、新聞やテレビなど外部メディアの取材が入る可能性があります。撮影された写真や映像は、アーティスト・フェローおよび主催者による記録及び広報活動のほか、報道機関による媒体に掲載される場合があります。

こんな方へおすすめ
・身振りやジェスチャー、身体表現による伝達に関心のある方
・手話、視覚言語、触覚コミュニケーションの実践者・研究者
・複数の言語や文化のあいだで生きてきた経験のある方
・ピクトグラム、サインシステム、視覚デザインに関わる方
・ダンス、演劇、パフォーマンスなど身体表現に携わる方
・「伝わる/伝わらない」の経験について、自分の言葉を持っている方
専門的な知識や経歴は必須ではありません。ご自身の身体や感覚を通して考えることに関心があれば、どなたでもご応募いただけます。

応募・参加要件
・9月下旬から1月下旬以降に予定される成果発表までのクローズドラボに随時参加できる方
・KINEOTYPEに関心をもって取り組める方
・多様な文化背景や違いを尊重し合える方
異なる前提を持つ人が同じ場に集まることそのものが、このプロジェクトの核となっています。「共通の背景や文化、言語がない」という状態を、出発点として一緒に広げてくださる方をお待ちしています。

ラボの言語環境
本ラボ活動は主に日本手話と日本語にて行われます。手話通訳等の情報保障を整備予定です。その他、必要なサポートについては、応募フォームまたは面談時にお知らせください。可能な限り対応いたします。

選考基準
応募内容をもとに主催者にてオンライン面談を行い、参加者を決定します。

選考スケジュール
8月17日(月):募集開始 
9月6日(日):応募締切
9月9日(水)〜13日(日):オンライン面談期間
9月14日:選考結果の通知
*面談・選考結果については、応募者のメールアドレス宛にご連絡します。

応募方法
下記申込フォームにてお申し込みください。(別ページに移動します)

プロジェクト「KINEOTYPE


視覚言語である手話を第一言語として使用する作家らが、身体動作や視覚表現を起点に都市空間と身振りの関係性を再発見し、新たなコミュニケーションのあり方を設計・実装するプロジェクト。ろう者と聴者の協働のもと、多様な身振りを収集・分析し、デジタルアーカイブとして共有基盤化する。さらに、見通しや距離、光の活用等、視覚言語的空間設計の原理を応用した仕掛けを公共空間に実装し、参加型パフォーマンスを通じて身振りによる相互作用の創出を試みる。

プロジェクト背景

何も共有しない者たちの共通言語・コミュニケーションをかたち作る
A Gesture among Those Who Have Nothing in Common

哲学者アルフォンソ・リンギスは、著書『何も共有していない者たちの共同体』(The Community of Those Who Have Nothing in Common, 1994)で、意味・言語・文化・経験を共有しない者同士の間に、それでもなお立ち上がる応答の関係を「もう一つの共同体(the other community)」と名づけました。
合理的共同体は、共通言語と共通の前提のもとで成立します。しかし身振り、声、沈黙、笑い、息——それらは合理的共同体の外側で起こる出来事です。リンギスは、痛みを発する声、別れを告げる仕草、死を看取る手のひらに、もう一つの共同性の手触りをみつけました。

・共通の言語を持たない者同士が、どうコミュニケーションしうるか
・共通の身体経験を持たない者同士が、どう共にあれるか

文化の前提を共有しない人々が同じ場に集まったとき、何が立ち上がるか。本プロジェクトは、それを実験として実施し、普遍的なコミュニケーションの営みや可能性を通して探求します。


CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは

CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、CCBTのパートナーとして活動します。

05(牧原依里+和田夏実)05 (Makihara Eri + Wada Natsumi)

映画作家・演出家の牧原依里(ろう者)と、研究者・クリエイターの和田夏実(CODA)によるコラボレーション・ユニット。ユニット名「05」は、二人が共同運営する視覚言語文化拠点「5005」に由来する。牧原は映像・身体表現、和田は研究と翻訳の実践から、それぞれ視覚身体言語の可能性を共に探求する。東京・西日暮里に目で世界を捉える人々のためのワーキング・プレイス「5005」を共同設立し、芸術と研究のあいだを往復しながら、言語やコミュニケーションの可能性を探求する。