個人がコモンズに介入するための戦略を探り、そこから生まれる新たな関係性のかたちを模索する、「Future Ideations Camp Vol.6:見えないルールの中で都市を取り戻す」では、関連企画としてシンポジウムを開催します。「都市への介入」をテーマに、国内外の実践者、研究者、法律家など異なる領域の5名が登壇。どなたでも、ぜひお気軽にお越しください。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、多様な人々が協働し、アートとデジタルテクノロジーによる創作活動を行う短期集中ワークショップ「未来提案型キャンプ」を開催しています。第6回目となる今回は、具体的なフィールドとして渋谷公園通りを挙げて、個人と都市的ルールの間に建つ閾値を模索し、個人がコモンズに介入していく戦略を考えます。
キャンプVol.6の初日に開催される本シンポジウムでは、「都市への介入」をテーマに、国内外の実践者、研究者、法律家など異なる領域の5名を迎えます。
前半では、キャンプVol.6のプログラムディレクターであり、「渋谷公園通り2040デザインコンペ」にて最優秀賞を受賞した建築家・津川恵理氏をはじめ、社会学・都市論を専門とし、ひとりで過ごす空間や都市空間に注目して実践的な研究を行う社会学者・南後由和氏、都市におけるルールや制度の構造に切り込み、法のデザインを通じて都市をクリエイティブに捉える法律家・水野祐氏、『渋谷はなぜ嫌われるのか』の著者であり、ドン・キホーテやニセコなどのリサーチを通して、都市と消費、文化の関係を読み解く都市ジャーナリスト・谷頭和希氏、そして「Ingress」「Pokémon GO」などのヒットゲームを手がけ、人々を都市空間へと導いてきたNiantic Spatial, Inc. 副社長・川島優志氏が登壇します。
個人、団体、コミュニティなど、それぞれの立場から都市とどう関わり、どのような課題意識をもって向き合ってきたのか——その実践や考察を事例とともに紹介します。
後半のクロストークでは、「都市を面白くするには?」「多様なプレーヤーが都市をハックする状況をいかに生み出せるか?」といった問いを起点に、わたしたちと都市の関わりしろについての新たな視点と、そこから想像できる真に創造的な都市の姿について議論を深めていきます。
どなたでもお気軽にお越しください。
タイムライン(予定)
19:00〜19:05
イントロダクション:「Future Ideations Camp Vol.6:見えないルールの中で都市を取り戻す」とは?
19:05〜19:55 プレゼンテーション
登壇者:
津川恵理(建築家、ALTEMY代表)
南後由和(社会学者、法政大学デザイン工学部教授)
水野祐(法律家/シティライツ法律事務所)
谷頭和希(都市ジャーナリスト、チェーンストア研究家)
川島優志(Niantic Spatial, Inc. 副社長)
20:00〜20:45 クロストーク
20:45〜21:00 質疑応答