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未来提案型キャンプ

【一般公開】Future Ideations Camp Vol.5 基調講演「Agency Emerges!:ALifeのアプローチから考える」

2025.01.25(土)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
 
開催日時
2025年1月25日(土)19:30〜21:00
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
定員
40名
参加費
無料
事前申込
不要
情報保障支援
日英同時通訳有

AIを起点に人間とテクノロジーのこれからの関係性について検討する、5日間の未来提案型キャンプ「Future Ideations Camp Vol.5:AIは生命になり得るか?」。キャンプ初日に一般公開イベントとして開催する基調講演に、人工生命(ALife)研究の第一人者である池上高志氏が登壇。

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、第5回目となる未来提案型キャンプ「Future Ideations Camp Vol.5:AIは生命になり得るか?」を開催します。「人工知能(AI)」を起点として「自律性」をキーワードに、人間とテクノロジーのこれからの関係性について考え、提案する本プログラムの基調講演に、人工生命(ALife)研究の第一人者である池上高志氏を迎えます。本講演では、池上氏によるALifeの研究と実践、その中核に存在する「エージェンシー」と「生命」の関係性について言及します。

エージェンシーをいかにサイバースペースに、あるいはロボットに、あるいは化学反応に埋め込むか、それをやってきたのが、40年に及ぶALife研究だと考える。見かけとしてのエージェンシーではない基底としてのエージェンシーはありうるのだろうか。エージェンシーは乱数に置き換えられるものではない。したがって、力学系としてのカオスでは構成できない。人工の神経細胞ネットワークで駆動されるロボットならばどうか。もしそれがダメだとしたら、なにが人工と自然の境をつくっているのか。本講演ではその点を議論したい。ー 池上高志

池上高志Ikegami Takashi

理学博士(物理学)、東京大学広域システム科学系 教授

複雑系の科学・人工生命を専門とする。著書に、『動きが生命をつくる』(2007年、青土社)、 『人間と機械のあいだ』(共著、2016年、講談社)、『作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門』(共著、2018年、オライリージャパン)など。またアート活動として、「filmachine」(2006年、with 渋谷慶一郎、YCAM)、「ScaryBeauty」(2018年、with 渋谷慶一郎、未来館)、「傀儡神楽」(2020年、Mutek Japan)、「MTM2」(2023年、with Alternative Machine Inc.、東京大先端研)など。

主催
東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 )