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ワークショップ

つくる・ 考える・話す:人工細胞のレシピ

2025.02.15(土), 2025.02.16(日)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
開催日時
2025年2月15日(土)13:00〜16:00、16日(日)13:00〜16:00
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
対象
13〜18歳
定員
各回6名(事前申込、先着順)
参加費
無料
事前申込
必要、先着順
情報保障支援
文字情報支援(UDトーク)やサポートを希望される方は、申込フォームにご記入、またはCCBT問い合わせ先までご連絡ください。

研究者、アーティストを講師に招き、人工細胞をつくって、観察し、ディスカッションを行うワークショップを開催!

人工細胞を自分でつくって観察することで「わたしたちの生命」についてイメージするワークショップ
本ワークショップでは、実験や観察を身近な道具や場所を使って行う市民科学のアプローチのひとつである「DIYバイオ」と呼ばれる手法を用いて、擬似細胞を人工的につくって観察します。また、細胞の突然変異である「がん細胞」の発生プロセスについて、講師のレクチャーを通して学びます。最後にディスカッションを行い、私たちの体にもある細胞について、生命科学とアートから読み解き、新たな視点を発見します。
初心者でも簡単にできる最先端の人工細胞制作と観察を通して、そこに「生命らしさを感じるか?」や「自分の細胞とどう違うのか?」、「生きてるってなんだろう?」を考え、生命の本質に迫ります。

私たち自身の細胞や命について、科学者、アーティストと一緒に考えてみましょう!

参考:ひらめく☆道場 バイオテクノロジー入門
参考:ひらめく☆道場 バイオテクノロジー入門

人工細胞とは?
人工細胞とは、脂質膜の中でDNAからタンパク質を合成する擬似的な細胞。非生物である物質(分子)や遺伝情報から、生命現象が発生する過程を再現できるとして期待されています。

「がん」とは?
分裂した細胞から新たに細胞が発生するとき、コピーミスを起こすことがあります。これを遺伝子の突然変異といいますが、これによって生まれた異常な細胞が、免疫細胞による攻撃を逃れて生き残り分裂し続けてしまうものが、がん細胞です。

開催概要

開催日:2025年2月15日(土)、16日(日)
時間:13:00〜16:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
講師:車 兪澈(くるま ゆうてつ)(国立研究開発法人海洋研究開発機構[JAMSTEC]主任研究員)、福原志保(アーティスト、研究者)
ファシリテーター:小林玲衣奈(CCBT)

対象:13〜18歳
定員:各回6名(事前申込、先着順)※開催日の前日まで申込可能。但し、定員に達し次第受付終了
参加費:無料
申込方法:下記申込フォームより申し込みください。(別ページに移動します)

1月15日(水)14:00から申込スタート!

ワークショップの流れ

1. 人工細胞のレシピの紹介
人工細胞のレシピを中心に、細胞の仕組みや生命の起源、がん細胞が作られる過程をレクチャー。

2.人工細胞をつくってみよう

3.ディスカッション
つくった細胞膜からは生命感が感じられる?つくった人工細胞を観察し、その可能性や意味をみんなで語り合います。

注意点
本ワークショップで扱う材料は人体や環境に有害なものではなく、また扱う人工細胞は生物ではないため倫理的問題に抵触するものではありません。

講師:車 兪澈氏からのメッセージ
このワークショップで作る人工細胞は食べ物ではありません!(笑)でも、あなたの発想で科学とアートの世界を広げる第一歩になるはずです。あなたも「人工細胞クリエイター」として、生命の秘密に挑戦してみませんか?

車 兪澈Kuruma Yutetsu

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員

2005年に東京大学で博士号(生命科学)を取得後、イタリア・ローマ第3大学、東京大学大学院・新領域創生科学研究科、東京工業大学地球生命研究所を経て現職に至る。非生物である分子と遺伝子を組み合わせて、生きた細胞を創る人工細胞研究を行う。また、地球上に初め誕生した細胞生命はどのようなものだったのかを考える生命の起源研究も行う。その傍ら、人工細胞レシピの作製や、「No Vesicle (膜)、No Life」Tシャツの作製と普及、京都・西本願寺での講演など社会活動も精力的に行う。

福原 志保Fukuhara Shiho

アーティスト、研究者

生命倫理、人と技術、人と環境の関係からエラーの意味を再発見し、人間を取り巻く環境を捉え直すことをテーマにしたアート作品をHUMAN AWESOME ERRORとして発表している。また素材とインターフェースの研究者として、身体性と審美性と物質性の関係性が私たちの意識にクリティカルに作用することに注目し、視覚のみに頼らず感知出来る素材やセンサーを工芸と情報技術を組み合わせ開発することに従事。京都にてEmpathy Economy(共感経済)とCircular Alchemy(循環文化)を創ることを目的としたPoiesis Labs合同会社を設立し、アート、工芸、デザイン、テクノロジーの知見を持つメンバーとプロジェクトを企画運営する。

http://hae.tokyo/
主催
東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 )