メディアアートのパイオニアである藤幡正樹氏とCCBTが協働し、人間・技術・アートの関係性を見据えるミートアップシリーズ「アート&テクノロジーへの問い」を開催。第1回目は本シリーズのガイダンス!として、芸術と技術の間にある密接な関係を提起します。
アートは機械化する環境への防波堤になり得るか?
これからの人間・技術・アートの関係性を見据えるためのミートアップシリーズ
テクノロジーの進展とともに変化し続ける私たちの生活・未来・社会。AIやWeb3といった新たな動向を前に、科学・芸術・哲学・技術と、その関係性を、私たちの社会や歴史から読み解く連続ミートアップを開催します。メディアアートのパイオニアである藤幡正樹氏とCCBTが協働し、全8回の特別カリキュラムを実施。対話を通じた気づきや新たな発想を重視し、実践編として課題テーマをもとにした共同制作も試行する予定です。鑑賞者、アーティスト、学者など、新たな創造的視点を探求する幅広い層を対象に、アートとテクノロジーの交差点から未来の社会を構築するための学びの場を提供します。
※本シリーズは、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]において国内外の研究者等をパートナーとし、シビック・クリエイティブの実現に資するための研究、開発とその公開を推進する「リサーチ・パートナー・プログラム」の一環として行われます。
○「アート&テクノロジーへの問い」Directed by Fujihata Masaki
2024年5月より全8回を予定
「自分のやっている仕事の意味について問われ、人前で話さなければならないことが多かったことから、いつも答えを探し、ことばを探してきた。ここで話すことは自分の経験に根ざしたことばなので、とてもわかりやすい話ばかりになると思う。(藤幡正樹)」
第1回「人間として生きる」
5月26日(日) 15:00〜17:00
(ガイダンス)
入場無料/申込不要
何をやろうとしているのか、また参加する人たちに考えて欲しい問題を提起します。芸術と技術の間には密接な関係がありますが、20世紀美術の流れはそこからの離脱を企画してきたために、それについて語ることは忌避されてきました。しかし、私たちの現実の生活は極端な技術的環境の中にあります。このギャップについて語ることが、現在最もまともな芸術のあり方だと思うのです。
カリキュラム一覧(予定)
・5月26日(日) 第1回:人間として生きる(ガイダンス)
※第2回〜第7回は事前申込制を予定(詳細は後日公開)
・6月|第2回:道具と装置(人間について)
・7月|第3回:猛烈最短美術史(絵画史)
・8月|第4回:鑑賞と関与(見ること)
・9月|第5回:コンセプションとメディウム(孕むこと)
・10月|第6回:生命と機械(知ること)
・11月|第7回:作品と表現(価値について)
・12〜3月|第8回:海外有識者等を招いたシンポジウムを予定