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CCBT Meetup

Web3.0のトップランナーに聞く! Vol.2「 文化政策のNFT超活用術」

2023.03.24(金)
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
開催日時
2023年3月24日(金)午後7時から午後9時(終了後、交流会あり)
会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
定員
60名
参加費
無料
申込受付期間
事前申込不要

登壇者:施井泰平(スタートバーン株式会社代表取締役 最高経営責任者 (CEO))、髙瀬俊明(株式会社TART 代表取締役)、林篤志(Next Commons Labファウンダー)

アート、テクノロジー、デザインの多様なトピックを学ぶCCBT Meetupの「Web3.0と創造性」を考える連続シリーズ第2回!
今回は、旧山古志村(現新潟県長岡市)による「Nishikigoi NFT」をリードしたプロジェクトメンバーをゲストに、NFTの自治体での導入・活用方法をご紹介します。

ブロックチェーン技術によってデータを個人に分散させることを目指したインターネット概念・Web3.0。ユーザーが自分でデータを共有し、管理しながら運用することができるこの新しいインターネットの登場は、ブロックチェーンを利用する金融や機械学習、人工知能(AI)のほか、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)やメタバースの利用としてアートの分野でも注目されています。
本イベントは、Web3.0の技術・社会的背景と、それが可能にするアート・表現の未来につき、様々な専門家やクリエイターとともに考えていくものです。グローバル化とWeb3.0の加速により、アート市場や作品価値自体が変化し、さらには個人による作品の創作・発信方法までがますます多様化していくことが予想されます。

シリーズ第2回となる今回は、自治体公認のNFTプロジェクトの先駆けである、旧山古志村(現新潟県長岡市)による「Nishikigoi NFT」を事例に、行政におけるNFT導入事例や導入方法を紹介します。
2021年にスタートした「Nishikigoi NFT」プロジェクトは、山古志発祥の錦鯉をモチーフとしたNFTを電子住民票として発行し、NFTの販売益による地域財源の活用や、800 人の住民と 10,000 人のデジタル住民による新しいコミュニティを生み出しました。錦鯉をテーマにした多彩で変化する独自のジェネラティブアートの表現が注目されたほか、本プロジェクトは、Web3.0におけるブロックチェーン上で世界中の人々が協力して運営される組織=DAO(分散型自律組織/Decentralized Autonomous Organization)を体現する新しい自治圏の可能性を提示するものと言えます。
本イベントでは、同プロジェクトのメンバーをゲストに、地域のモデルケースとも言えるこの先行事例を背景に、NFTの自治体での導入方法やアートとしての魅力、その意義について、参加者のみなさまとともに考えていきます。

施井 泰平Shii Taihei

スタートバーン株式会社代表取締役 最高経営責任者(CEO)

1977年生まれ。少年期をアメリカで過ごす。東京大学大学院学際情報学府修了。2001年に多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、美術家として「インターネットの時代のアート」をテーマに制作、現在もギャラリーや美術館で展示を重ねる。06年にスタートバーンを構想し、還元金の仕組みについて日米で特許を取得。大学院在学中の14年にスタートバーン株式会社を起業し、代表取締役に就任。20年に株式会社アートビート代表取締役に就任。22年には、東京大学生産技術研究所インタースペース研究センターリサーチフェロー、および東方文化支援財団理事に就任。

https://startbahn.io/

髙瀬 俊明Takase Toshiaki

株式会社TART 代表取締役

1988年生まれ。2010年に早稲田大学理工学部を卒業し、資生堂入社。14年に独立し、ウェブサービスの事業開発に従事。16年からブロックチェーンを活用した事業開発を開始。19年にTARTを創業し、アーティストや自治体に対してNFTをはじめとした技術支援を行う。代表的な作品にGenerativemasks、KUMALEON、Nishikigoi NFTなどがある。

https://tart.tokyo/

林 篤志Hayashi Atsushi

Next Commons Labファウンダー

社会彫刻家。Next Commons Labファウンダー。Crypto Village共同代表。ポスト資本主義社会を具現化するための社会OS「Local Coop」を構想。自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、新たな社会システムの構築を目指す。新潟県長岡市山古志地域で2021年2月に始めた「電子住民票を兼ねたNFTの発行プロジェクト– NishikigoiNFT」もプロデュースする。Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード地方を変えるキーマン55人に選出

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団