身体の拡張と肉体の衝突… 自らの身体的経験をパフォーマンス/アート表現として開示する、ステラークとcontact Gonzoの対談が実現!
巨匠・ステラークの70年代からの実践とコンタクト・ゴンゾの活動を通して、「身体×アート」による感覚の共有、メディウムとしての身体を改めて探求する。
※登壇者が一部変更となりました(2月16日)
痛みや衝撃の感覚を、体験者=メディウムとなって拡張・共有する2組のパフォーマンスアーティストが集結
■開催概要
CCBT Meetup「ステラーク×contact Gonzoー身体の拡張と肉体の衝突」
日時:2024年2月18日(日)13:00-15:00(開場12:30)
登壇:ステラーク(パフォーマンスアーティスト)、contact Gonzo(パフォーマンスユニット)、南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授)
入場無料 ※申込不要
CCBTと慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科との提携事業「共振 KYOSHIN – 心臓・筋肉・呼吸のイヴェント」にあわせ、パフォーマンスアーティスト・ステラークとcontact Gonzoによるトークイベントを開催します。
ステラークは、1970年代より、自らの肉体を吊り下げるパフォーマンス、「第三の手」「拡張された腕」「六足歩行ロボット」「腕にある耳」等により身体を拡張し、その自らの感覚と変化をパフォーマンスとして提示してきたアーティストです。今回のイベントでは、自らの肉体を通じて身体の可能性を示し続けてきたステラークが、サイバネティック・アバターという新たな身体拡張の概念を提示し研究を行う慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の研究チームとのコラボレーションを通じて、人の感覚や情動がデジタルテクノロジーと繋がる時代の新たな身体の可能性を探求します。
一方、CCBTの2023年度のアーティスト・フェローであり、身体の接触を通じた独自の方法論でパフォーマンスを行ってきたcontact Gonzoは、2024年3月開催の新作公演「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」で、痛みや衝撃の感覚を観客と共有することに挑戦しています。
世代の異なるこの2組によるパフォーマンスには、いずれも自らが体験者=メディウムとなることで、その身体的経験と感覚を他者へと喚起する表現がみえてきます。本トークイベントでは、人間の身体能力、認知能力、知覚能力の拡張を試みるステラークと、自らの痛みや衝撃の感覚を他者へと共有しようとするcontactGonzoの新作から、身体とアートを通じた感覚の共有、その実践と可能性を探求します。さらに、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)による研究も紹介。メタバースをはじめとする情報環境の進展に伴い、物理世界とバーチャル空間が共存する新しい身体への注目が集まる昨今、他者と共有する/自らを拡張する、メディウムとしての身体を改めて考えていきます。